Netflixで配信中の『Sweet Home~俺と世界の絶望~』は、人間が怪物に姿を変えてしまうダークファンタジー。
2020年12月に配信を開始して以降、ファンが続々増えており、日本のTOP10内をキープし続けています。
ドラマは全10話1シーズンで、1話あたり44~59分。サクッと観れるにもかかわらず「沼」が深いので、1度観たら最後、ズルズルと引き込まれてしまうかも……!
というわけで今回は、みんながハマる「沼」ポイント5つをご紹介したいと思います。
【ドラマのあらすじ】
主人公のヒョンス(ソン・ガンさん)は、交通事故で家族を失った、天涯孤独の高校生。学校でもいじめに遭い、家に引きこもる毎日を送っています。
ある日のこと、ヒョンスが暮らす古びた高層住宅に、怖ろしい怪物が出現(!)。
しかも怪物は、人間が姿を変えたもの……! 住人たちは怪物たちと戦いながら、助けを待つことになります。
住宅内に立てこもる人々のもとへ届いたのは、緊急事態宣言と、感染者隔離の指示。鼻血と幻覚の症状がある者は怪物化する恐れがあるため、隔離しろというのです。
やがて、ヒョンスにも同じ症状が表れ始めるのですが……なぜか完全に怪物化はせず、人間と怪物が共存した状態に!
コントロール可能かつ、死なない身体を手に入れたヒョンスは、怪物たちと戦うべく、最前線へと送り込まれることになるのです。
【「沼」ポイント5つ】
ポイントその1:怪物の描写がしっかり不気味で怖い
ドラマに登場する怪物は、いずれもグロテスク。
長い舌で人間の血を吸いとる者、顔を真っ二つにされた者、山のような巨体を持つ者、クモのような触手を持った者……不気味すぎて目をそらしたくなるビジュアルぞろいです。
「思いっきりCGやないか」といった描写もありますが、その潔さも魅力!
また、おどろおどろしい怪物たちだけでなく、心の中に怪物を秘めた人間も出てくるのですが、個人的には人間のほうが100倍くらい怖ろしかったです。
ポイントその2:主人公・ヒョンスがイケメンすぎる
死にたがりの引きこもりだったけど、怪物とうまく融合できる才能があったため、戦士となるヒョンス。
最初は頼りなかったのに、部屋に取り残された子どもたちを命懸けで救出したり、住民たちのために任務を追行したりと、回を追うごと顔つきが変わってゆくところは見ものです。
そもそも、ヒョンスを演じているソン・ガンさんが美しすぎる……!
韓国では「漫画から出てきたような男子」という異名で呼ばれているようなのですが、まさしくその通り。ドラマを観ればきっと、あなたもそう思うことでしょう。
ポイントその3:「沼」キャラが多すぎる
今作は、ハマったら抜け出せなくなる「沼」キャラの宝庫! ヒョンスものそのひとりですが、まだまだた〜くさん出てきますよ!
ツイッターを中心にファンが多いのは、
・ヤクザっぽい風貌&怪物と拳ひとつで戦う男・サンウク(イ・ジヌクさん)
・弱そうに見えて刀の達人&クリスチャンで国語教師のジェホン(キム・ナムヒさん)
・住民のリーダー&冷酷だけど妹にはめっぽう弱いメガネ男子・ウニョク(イ・ドヒョンさん)
の3人。みんな「ギャップの鬼」な上、カッコいいシーンがわんさか出てくるので、誰かしらの「沼」にハマること必至です。
個人的には、強面のサンウクと、クリスチャンのジェホンが、仲を深めていく姿が胸アツでした。こういった「本来ならば出会うはずのなかった2人の交流」、大好物なので……♡
ポイントその4:女性キャラが心身ともに強くて美しい
先ほど「沼」としてご紹介したのは全員男性ですが、女性キャラもみんな魅力的。果敢に戦う者も多く、自ら怪物に立ち向かいます。
強さを肉体で表しているのが、元特殊部隊出身の消防官・イギョン(イ・シヨンさん)。
アスリート並みの肉体と、忍者のような柔軟性で怪物から逃げ回り、鍛え抜かれた背筋を存分に披露してくれておりますよ~。
もうひとり魅力的なのが、金属バットを振り回すバンド女子・ジス(パク・ギュヨンさん)。
ジスは心も強く、麻酔なしで急性虫垂炎(盲腸)の手術に挑むシーンもあり、同じ手術を経験した者としては想像を絶する気持ちで見守りました。
ポイントその5:病気ではなく「呪い」という恐怖
ドラマのキーとなるのが、予告編にも出てくる「これは病気じゃない、呪いだ」というセリフ。
病やウイルスではなく、欲望が感染源となり怪物化しているようで、そのことは怪物の特徴にも表れています。
例えば、食事制限をしていた女性は「食べ物を常に求める怪物」、カツラの男性は「全身毛に覆われた怪物」というふうに、欲望がそのまま形になっているんです。
人間と欲望は、切っても切り離せないもの。だからこそ、救いの無さを感じて絶望してしまう……。
わずかな希望は、人間と怪物の境界線にいる、ヒョンスという存在です。続編もありそうなラストだし、今後の展開にワクワクする~っ!
私は「韓国×ゾンビ」「韓国×終末世界もの」が大好きなのですが、もしもあなたもそうならば、確実に「沼落ち」します。
個性豊かな登場人物を通して、人間とは、欲望とはなんなのか考えさせられる側面もあるので、ぜひご覧になってみてくださいね。
参照元:Netflix、Instagram @netflixkr、YouTube
執筆:田端あんじ (c)Pouch
▼予告編はこちら
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