南フランスより、ボンジュール! こちらで暮らしていると「え、そんなことするの!!」と、驚くことがいっぱい。日本では知ることのなかった事柄が、日常のあちこちに転がっています。それはもう、ネタの宝庫!

そんなわけで、南仏暮らしの中で見つけた、おもしろいことや意外なモノをどんどんお伝えしていきます♪

本日はフランスで生活して驚いた「フランス人のバレンタインの過ごし方」について。

さすがは愛の国フランス、バレンタインはとてもロマンチックな1日なのですが……。日本人からすると、ちょっと方向性がおかしいよ?

【まるでクリスマスイブ♡】

フランスのバレンタインは、まるで日本のクリスマスイブ! そう、カップルにとっては楽しみで、シングルにはちょっぴり切ない1日です。

今年はコロナ禍によりレストランが全面的にクローズしていることもあり(2021年2月現在)、外でごはんを食べることはできないのですが……例年であればレストランでディナーを楽しみ、プレゼント交換をして、ロマンチックな夜を過ごします。

ちなみにプレゼントの定番は、花束やショコラ、アクセサリーに下着など。

【ディナーはSUSHI…ですって!?】

さて、バレンタインに人気のディナーといえば? なんと、まさかのSUSHI! なんで? ねぇ、なんでお寿司なのーッ!?

かつて、フランスのチェーン系寿司屋でバイト経験のあるワタクシ。バレンタイン当日の厨房は、もう、忙しいのなんのって……。

不思議すぎてフランス人の同僚に聞いてみたところ

SUSHIはエキゾチックかつ、ロマンチックな食べ物だから

ということで、バレンタインにはお寿司を注文する人が多いのだそうです。でも、どの辺がロマンチックなんだろう……?

ちなみにネタはサーモンが中心で、巻き寿司になるとクリームチーズやハーブ、フォアグラを巻いたものなど、まるでサンドイッチのようなラインナップ。

日本人の私には、いろんな意味でびっくりだよ……。

【バレンタインといえばの“勝負下着”】

街を歩けば大胆な下着を身につけたマネキンが店頭を飾り、ランジェリーショップからのメルマガには攻めた下着が目立つのも、バレンタインシーズンの特徴のひとつです。

バレンタイン仕様のランジェリーは大胆なデザインのものが多く、定番カラーは情熱的な赤、またはシックな黒の2色。かなり激しいものが多いので、着るにも買うにも勇気が必要なものも多いんです。

【男性が女性をエスコートする1日です】

フランス人の夫によると例年であれば、リムジンをチャーターして、レストランへエスコートする男性も珍しくないのだそう。

ロマンチックだわぁ♡……っていうか、それ初耳。バレンタインにSUSHIを握ってくれたことはあったけれど、リムジンでお出迎えなんて、記憶にないんですけど!?

そんなわけで、フランス人カップルにとってのバレンタインは、ロマンチックで情熱的、そしてエキゾチックな1日なのでした。

今年はどんな1日になるか楽しみですね。ボン・サン・バロンタン(Bonne St. Valentin/素敵なバレンタインを)!

撮影・執筆:sweetsholic
Photo:(c)Pouch

▼フランス人の夫が握ってくれたSUSHI。ネタはサーモンと海老、そしてフランス人の大好きなカニカマ