日本語には独特の「言い回し」や「ことわざ」があります。
たとえば、頑固な人のことを「石頭」と呼んだり、忙しくて手が回らないときには「猫の手も借りたい」なんていう表現をしますよね。
そんな中、ドイツにいる友人と話をしていたら、日本語に負けじとドイツ語にもおもしろい表現があることが判明!
「ケーブルサラダ(Kabelsalat)」「悲しいベーコン(Kummerspeck)」「ハムスター買い(Hamsterkauf)」
みなさん、これらをどんなときに使うかわかりますか……?
【全然ほどけないんですよね】
トップバッターは、「ケーブルサラダ(Kabelsalat / カーベルザラート)」。
一見、ドイツの名物にそんなサラダがあるような響きです。
その答えは……
「配線コードがぐちゃぐちゃに絡まってしまっている」こと。
テレビのコードに充電器のコードなどがコンセント付近で絡まってしまってなかなかほどけない……そんな状況を指すんだとか。
それを言うならケーブル“パスタ”じゃないの!?とも思いましたが、複数のコードが絡まった状態=何種類もの野菜が混ざったサラダって考え方なのかも。
ぐちゃぐちゃになってしまった配線を見て、「ケーブルサラダ」な〜んて言っちゃうの表現がオシャレすぎっ!?
【人生にはそんな日も必要です】
つづきまして、「悲しいベーコン(Kummerspeck / クマーシュペック)」。
ベーコンが悲しいってどんなときに使う言葉なのか想像もつかない!
その答えは……
「やけ食いをする」こと。
悩んだり、悲しいときにむしゃくしゃして、ついつい食べすぎちゃったことみなさんも記憶にあるのでは?
「Kummerspeck / クマーシュペック」はそうやってやけ食いしたときについてしまった「悲しいお腹の贅肉」のことを指すんだそう。
表現は面白いけど、実際の意味はなんとも残酷でした……(笑)。
【全世界で話題になりました】
最後は「ハムスター買い(Hamsterkauf / ハムスターカウフ)」。
ハムスターというとキュートでくりくりおめめを思い出しますが
その答えは……
「必要以上に買いだめをする」こと。
ハムスターが“ほっぺにたくさんのご飯をキープ”する様子になぞらえてるようです。
2020年上半期は、必要以上に大量の買い物をしたり、トイレットペーパーやマスクの買い占め予防として個数制限がかかったりと、全世界で買いだめが問題になりましたよね。
そんなときにドイツでは「ハムスター買いをする人」という言葉がニュースでよく使われていたんですって。
【世界の面白い言い回しが気になってきた】
こうして見みると、世界には面白い言葉がたくさんありそうな予感……!
世界各国のユニークな言い回しを知っていたら、ぜひコメントで教えてくださいっ♪
執筆:あんすず
Photo:(c)Pouch、(c)Rocketnews24.com
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