私たちの生活に切っても切り離せない「政治の話」。

とある調査によると日本の政治に興味がある高校生は全体で6割以上。「新型コロナウイルス対策」「教育」「ジェンダー・LGBTQ+」「子育て・少子化対策」「税制度(消費税など)」など、それぞれ興味がある政策もあるようなんです。

私が高校生のときよりも大人……というか頼もしすぎる!

【テレビがきっかけと回答した人は約6割】

参考にしたのはLINEリサーチが全国の高校1〜3年生の男女998名を対象に行った政治に関する調査。

「日本の政治に興味がある」と回答した高校生は全体で64%。

政治に興味を持ったきっかけ1位は「テレビ」。約6割の支持を集めており、2位以降は「学校の授業」「ニュース系サービスのサイトやアプリ」「ツイッター」「選挙(※選挙チラシや街頭演説含む)」と続きます。

【男女の違いも面白い!】

注目したいのは「興味がある政治の分野・政策は?」という項目。

全体の1位は「新型コロナウイルス対策」。2位以降は僅差で「教育」「ジェンダー・LGBTQ+」「子育て・少子化対策」「税制度(消費税など)」という結果となりました。

男女別トップ10をチェックしてみると、1位は男女ともに「新型コロナウイルス対策」でしたが、2位以降からはかなり違っていて興味深い!

女子にだけランクインしていたのは「ジェンダー・LGBTQ+」「格差・貧困問題」「医療」「女性活躍」。いっぽう男子だけにランクインしていたのは「外交・安全保障」「経済・財政」「IT・デジタル」「景気・雇用」

女子は自分にとってより身近なこと、男子は外交や経済に関する分野に興味・関心があるのかもしれません。

【意見をさらに深掘り】

興味がある政策TOP3を選んだ理由を詳しく聞いてみると、

<新型コロナウイルス対策>
・新型コロナウイルスの対策は、自分が健康に生きていくために必要な知識であるから(高3男子)
・ファイザー社のCEOがワクチン4回目について話していたので、日本政府がどのような対策をとって、速やかに国民がワクチン4回目を打てるようにするのかが気になった(高1男子)
・新型コロナウイルスについての具体的な政策が知りたいから(高3女子)

<教育」について興味がある理由>
・教育を受ける過程で疑問に思う点がいくつかあるから(高1女子)
・教育は国家の未来を決定づけるから(高1男子)
・将来、教育関係の職に就きたいと思っているから(高3女子)

<ジェンダー・LGBTQ+>
・ジェンダー問題はSDGsにも掲げられている問題の1つであるし、同性結婚・恋愛は世界と比べて、日本はとても遅れていると思う(高1女子)
・男女格差社会の考えから一気にどちらも尊重し、LGBTQ+の考えが出てきて個人を考えるようになってきたから。暮らしにくい世の中が少しでも変わるきっかけだと思うから(高2女子)
・一番はジェンダーレスなどをいま理解する人が増えていく中で、やっぱりまだ男性がメイクなんて、化粧品を買うなんてっていう意見があるので、それを減らせるような、無くせるような政策がどうなっていくのか気になりました(高2女子)

といった回答が! そのほかには「自分たちが払った税金がきちんと暮らしに還元されているのか疑問に思った」といった意見も見られました。

ちなみに、今回の調査で「政治家になってみたい」と回答したのは全体で2割強でした。さてあなたはこの結果をどう思う?

参照元:LINEリサーチ調査レポートプレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ