本日2022年9月1日は「防災の日」。防災グッズの見直しなどにいいタイミングですが……実はもうひとつ気をつけておきたいことがあるんです。

それは……日頃の「お片付け」! 散らかっているお部屋ではスムーズに避難が出来ず、思わぬケガにつながることもあるからです。

今回ご紹介するのは家事代行サービスのメリーメイドが勧める「防災お片付け」。言われてみれば納得な “家事のプロ目線” によるアドバイスを参考に、お部屋の中を見直してみましょう。

【不用品を取り除いておこう】

「防災お片付け」のポイントはぜんぶで5つ!

1つめのポイントは「不用品を取り除く」。

いざというときにモノが多すぎて非常用袋が取り出せなかったら本末転倒ですし、避難経路の確保ができないといった事態を招く可能性があるから。

防災アドバイザー&防災士の岡部梨恵子さんいわく「1年間で1度も使っていないものは、実は2年目も不要なことが多い」とのこと。普段からいる・いらないものを整理する習慣を身に着けておきましょう。

【今こそチェック!】

そのほかの「防災お片付け」ポイントは次のとおり。

■ポイント2:ものの定位置を決めておく
普段からものの定位置を決めておけば、子どもだけで被災したときにも懐中電灯や非常用袋を取り出せます。「最短距離で手にできる動線」「使用頻度」「出し入れのしやすさ」をポイントに、各防災アイテムの置き場所を家族で共有しましょう。

■ポイント3:重いものは下、軽いものは上にレイアウトする
重いものは下、軽いものは上にレイアウトすると、ものが落ちてくる危険度およびケガのリスクを減らすことができます。また家具全体の重心を下にすれば、家具も倒れにくくなるので一石二鳥!

■ポイント4:多くの危険が潜むキッチン周りをお片付け
ガスコンロや包丁などがあるキッチンは、災害発生から2次的に被害が発生する可能性が高い場所。引火の可能性があるものや包丁の置き場所にも注意をしましょう。またケガのリスクを減らすべく、鍋やフライパンなど普段から使うアイテムは「使ったらしまう」を原則にするのがオススメ。

■ポイント5:キッチンの吊戸棚も片付けておく
高い位置の収納に入っているものは、地震の際に扉が開いて飛び出して来るリスクがあります。「耐震ラッチ」「扉ロック」などを取り付けつつ、使用頻度に応じてアイテムを区別し収納しましょう。

【防災チェックシートも必見です】

災害大国の日本において防災対策は欠かせませんが、お片付けという発想はなかった!

合わせてチェックしておきたいのが、防災アドバイザー&防災士の岡部梨恵子さんよる「防災チェックシート」です。

「冷蔵庫の中は片付いているか」「寝室が安全な場所になっているか」など、見直しておきたい5つのポイントを提案しているのでぜひご確認を!

この週末は、防災お片付けをしようと思いますっ。

参照元:プレスリリース、家事代行サービス merry maids
執筆:田端あんじ (c)Pouch