有名デザイナーが手がけることも多い客室乗務員の制服。イギリスのヴァージン アトランティック航空では、2014年からヴィヴィアン・ウエストウッドがデザインした制服を採用しています。

そして2022年秋からはその制服規定を変更。性別、性自認、性表現を問わず、着たいユニフォームを着られるようになりました。

ユニフォームで好きなものを選べるって最高ですね♪

【どちらの制服も超イケてる!】

ヴァージン アトランティック航空の制服は、 “ヴァージン レッド” とも呼ばれている「」と「ワインレッド」の2種類。赤はスカートタイプ、ワインレッドはパンツタイプで、乗務員は着たい方を選べます。

これにちなんで、公式YouTubeやインスタグラムに動画も公開中。

出演している同社乗務員のジェイミーさんは、「制服を選べるようになったことは非常に重要なこと。ノンバイナリーの私が職場で自分らしくいられるんです。」と語っています。

https://www.instagram.com/p/CjCvl95uUQR/?hidecaption=true

【こんな取り組みもスタート】

制服規定の変更に伴い、同社では次の取り組みも開始!

・乗務員&乗客ともにオプションとして「代名詞バッジ(※she、he、theyのうち “私を指す代名詞” を示すバッジのこと)」を提供
・性別に関係なく使えるパスポートを持っている人のみ、予約時に性別に関係なく使えるタイトル「Mx」を選択できる

さらには、従業員への教育にも力を入れていくと発表しています。

最高顧客責任者(CCO)のユハ・ヤルヴィネンさんは「社員が個性を発揮し、本来の自分らしさを発揮できるようにすることが重要なのです。そのため、社員が自分に最も合った制服を着用し、どのように自分を表現するか、また、お客様が自分の好きな代名詞で対応できるようにしたいと考えています」とコメント。

【化粧の有無も選べます】

CCOの発言にもあるとおり、同社では、社員が職場でも自分らしく、快適に過ごせるよう、様々な取り組みを行ってきました。

2019年には、客室乗務員の化粧の有無および、ズボンやフラットシューズの着用を自由に選択できるように。さらに最近では、タトゥーの露出禁止の規定を撤廃しています。

時代の変化と共に変わってゆく同社から目が離せません!

参照元:Virgin AtlanticYouTubeInstagram @virginatlantic
執筆:田端あんじ (c)Pouch