Hola! 海外旅行先の楽しみのひとつ、「現地の定番メニュー」を食べること。なかでも朝食は国ごとに特色があるし、何よりランチやディナーよりもお手頃価格なのもうれしいところです。

今回はスペインの朝食編。スペイン在住の私・香月実穂が、スペイン人に定番の朝ごはんを食べてきました~!

“The・スペイン” な材料で作られた朝食は、自宅でも再現できそうですよ♪

【朝から晩まで営業!】

朝食を食べに訪れたのはバル。

「…え、バルってお酒を飲むところじゃないの?」

って思いますよね。実はスペインのバルは早朝から深夜まで開いているお店が多く、朝食を食べるのにバルは定番なんです。

店内に入ると、以前Pouchでご紹介した、チュロスとポラスもありました。しかもお店の手作りって、本当にみんなチュロスが好きなんだなぁ……!

【圧倒的スペイン感!】

注文したのは、スペインの定番メニュー「パン・コン・トマテ(Pan con tomate)」。これは、トーストしたバゲットにオリーブオイル、トマトペースト、塩をかけたものでスペインを象徴するものばかり!

いっぽうで、素材の味が試されそうなシンプルな材料でもあるような。
どうやって食べるかというと、まずはバゲットにオリーブオイルをかけます。

その上にトマトペーストを塗り広げ、最後に塩をパラっとかけるだけ!

お店によって生のニンニクをトーストにこすりつけたり、生ハムをトッピングしたりバリエーションが豊富なんです。

私が訪れたバーでは、生トマトを使ったペーストでした。

さっそく食べてみると、オリーブオイルのコクによってトマトの酸味がまろやかになっていいコンビ。

日本でも簡単に用意できる材料なのに、今まで作ったことがなかったのが悔やまれるくらいおいしい~~!

なによりグッジョブなのは。パラっとかけた塩によって、それぞれの素材の味がまとまるミラクルが起きています。

【スペイン定番のカフェ・コン・レチェ】

ちなみにセットのドリンクは、これまたスペインでは定番の「カフェ・コン・レチェ(Café con Leche)」。エスプレッソに熱々の牛乳を注いだもので、ゆうなればコーヒー牛乳でしょうか。

「パン・コン・トマテ」のお値段はドリンクとセットで2.50ユーロ(363円)。

お腹が満たされるのに、胃がもたれることのない朝食が老若男女問わず愛されているのも納得です。

スペインではバルが至るところにあるので、開いているお店を見つけやすいですよ。ぜひスペイン流の朝ごはんを食べてみください!

満足度:★★★☆☆
満腹度:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆

※1ユーロ:145円(2022年11月27日現在)

■今回紹介した店舗の情報

店名:Cafetería Río Duero III Restaurante
住所:Av. de Murcia,28702 San Sebastián de los Reyes,Madrid(Googleマップ)
営業時間:7:00~24:00(無休)

撮影・執筆:香月実穂
Photo:(c)Pouch