罪を犯した人が収容される施設「刑務所」。その内部では、犯罪が繰り返されることのないよう、受刑者が更生して社会復帰するための指導や支援を行っています。
そうした刑務所の取り組みを理解してほしいという思いのもと、法務省が新コンテンツ「刑務所バーチャルツアー」を公開しました。
国内では初となるこの取り組み。果たしてその全貌とは……?
【現地を巡っているかのようです】
2023年2月28日から法務省ホームページ内で公開された「刑務所バーチャルツアー」。現地を歩いているような感覚を味わえるオンライン上の体験型コンテンツです。
パソコンやスマートフォン、タブレットのブラウザからアクセスするだけで、刑務所内の様子や取り組みを360度方向から見学可能。
実際に刑務所の施設内を専用カメラでスキャンしているため、目に映るものすべてがリアルです。
【刑務所の取り組みを深掘り】
バーチャルツアーでは、イラストで再現された刑務官が、写真や文章で各空間の役割や特徴を紹介。
たとえば、外部の人と会える「面会室」をはじめ、単独室の「洋室」&「和室」、複数人で生活する「集団室」、1日30分以上の運動ができる「グラウンド」など。
さらには、再犯防止や改善更生のため様々な取り組みが行われる「教室」や、自動車整備や介護訓練が体験できる「訓練工場」もあります。
受刑者の社会復帰について話し合う「会議室」では、高齢または障がいのある受刑者が、釈放後に円滑に福祉サービスが受けられるよう話し合うことも。こうしてみると、更生や社会復帰のために尽力していることがよくわかります。
【クイズで復習しよう】
バーチャルツアーの最後には、刑務所の取り組みについて理解を深める「クイズ」も出題。
改めてツアーを振り返りながら、社会復帰へ向けて行われていること、医療体制および食事に対するこまやかな配慮について、復習できます。
今回のようなかたちで、刑務所内の様子をオンラインで一般公開することは日本初。刑務所内での再販防止対策についての理解が深まることで、誰もが暮らしやすい世界になるように……という思いが込められています。
より詳しい内容は参照元から体験ください!
参照元:プレスリリース、法務省バーチャルツアー
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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