日本でもジワジワと広まってきている「台湾おにぎり」。
現地では定番の朝食で、専門店や屋台ではその場でパパっと握って提供してくれるんですよ!
今回は台湾に来たらぜひ食べてほしい、台北駅近くの人気店「飯糰覇(ファントァンバー)」を紹介します。
【台湾おにぎりとは?】
「台湾おにぎり」こと「飯糰(ファントァン)」はもち米や紫米で具材を包み、俵形に握ったおにぎりのこと。
定番の具材は、肉でんぶ、からし菜の漬物、揚げパンや煮卵など。いわゆる日本のおにぎりとは見た目もボリュームも全く違います。
【台北駅近くの有名店「飯糰覇」】
そんな「台湾おにぎり」を現地で食べるなら、「飯糰覇」がおすすめ。
MRT台北駅8番出口の近くにあり、観光前や空港に行くときなど、さっと立ち寄ることができます。
販売されているおにぎりは、約10種類。
基本的にどのおにぎりもお米は同じで、中に包む具材をもとにメニュー名がつけられています。
どれにするか迷ったら、お店おすすめの具材をぜんぶ包んだ看板メニュー「招牌總會飯糰(ジャオパイゾンフイファントァン)」を選ぶのが◎。
中に入っている主な具材はこちら。
・肉鬆(肉でんぶ / ロウソン)
・魚鬆(魚でんぶ / ユーソン)
・柴魚(かつおぶし / チャイユー)
・鮪魚(ツナ / ウェイユー)
・酸菜(からし菜の漬物 / スアンツァイ)
・蘿蔔乾(干し大根 / ルオボーガン)
・辣蘿蔔(辛い干し大根 / ラールオボー)
・油條(揚げパン / ヨウティァオ)
・滷蛋(煮卵 / ルーダン)
これだけ具材が入って、価格は55元(約250円)。
【手際の良い動きから目が離せない!】
注文をすると、店員さんがその場で握ってくれます。四角く広げたもち米の上に具材をどんどんのせていくんですが……その光景は圧巻! なんとも手慣れた手つきで、目が離せない~~~!
具材をのせたらさらにマヨネーズをかけ、ギュギュッと握り、最後に海苔をペタッと巻いたらできあがり。
普通のおにぎりの2〜3個分は余裕にあるサイズで、ずしっと重たいわ……!
【具沢山で腹持ちバツグン】
さて、さっそくいただいてみましょう。
まずは半分にカットしてみると……わわわ、具材が多すぎてボロボロこぼれてきたっ。しかもご飯よりも具材が大部分を占めていますね。
ひと口いただくと、もち米は弾力があって少し固めに炊き上がっているのかプチプチとした食感。
肉でんぶの甘さや干し大根の塩気、からし菜の漬物の酸味やサクサク揚げパンの香ばしさ、味がしみ込んだ甘辛い煮卵や、魚でんぶやかつおぶしが入ることで加わった磯の風味……と、とにかくいろんな味と食感がします!
それでも絶妙な味のバランスが保たれていて、こんなにたくさんの具材が入っているのに味がケンカしないのが不思議だわ〜。
見た目どおりボリューム満点で、腹持ちバツグンです♪
【旅に出るなら持って行きたい!】
台北駅周辺のホテルに宿泊している方や朝ごはんにはもちろん、台湾新幹線や特急列車は飲食可能なので乗る前に買っていくのもおすすめ。(※地下鉄MRTやバスは飲食禁止です!)
台北駅構内には駅弁屋さんもありますが、早朝は営業していないこともあるので朝6時から買えるのも助かるんですよね〜!
しかもしかも、同店は夜19時半まで通しで営業! 夕方出発の旅のお供にもぴったりです。
ぜひ台湾を旅行するときは、本場の「台湾おにぎり」をお供に楽しんで。ハマっちゃうかもしれませんよ……♡
■今回紹介した店舗の情報
店名:飯糰覇
住所:台北市中正區許昌街2號
営業時間:6:00~19:30
定休日:日曜日
参考リンク:飯糰覇(Googleマップ)
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch
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