もうそろそろ今年も終わり。年が明ければ、お正月がやってきます。

ところで……日本のお正月の過ごし方といえば、除夜の鐘を聴き、初詣に行って、おせちやお雑煮を食べて過ごすのが定番ですよね。

けれど、ところ変われば、お正月も変わる! ほかの国では、どのようなお正月を過ごしていると思います?

【そもそも…お正月っていつ?】

今回参考にしたのは、紀文食品が4カ国210名の人々を対象に行った「新年(正月)の実態調査」です。

タイ・フランス・アメリカ・ブラジルに住んでいる人たちに「あなたの国の新年(正月)はいつ?」と尋ねたところ、最も多かった答えは「1月」。次点には「12月」が選ばれました。また、タイとフランスでは「4月」という回答も。

その背景には、

タイ:水かけ祭り(ソンクラーン祭り)が開催されるから
フランス:イースターから1年が始まるとみなされていたから

といった理由があるようです。

【世界各国のお正月の過ごし方】

続いて、各国のお正月の過ごし方について聞いてみましょう。

■タイ
旅行をする、仏様に敬意を表して功徳を積む、水をかける、年上の親戚に電話する、施しをする

■フランス
パーティーをする、ダンスをする、家族と過ごす、贈り物で祝う、ボードゲームをする

■アメリカ
ボールドロップ(※NYマンハッタンで行われるカウントダウン)を見る、パーティーをする、花火をする、カウントダウンをする、ショーに行く

■ブラジル
パーティーをする、海に行く、花火を見る、家族で集まる、波を跳ねる

……おぉ〜、こうして見るとお国柄が出ている、ような気がする!

仏教国のタイでは「仏様に敬意を表す」「施しをする」といった声が見られますし、お正月に真夏を迎えるブラジルでは「海」や「波」といったワードが目立ちます。

「年越し=パーティー」という発想も、海外ならでは。

ちなみに、スペインではテレビを観ながら黙々とぶどうを食べながらカウンドダウンしたあと、バルへ飲みに出かけたり、ディスコで踊り明かしたりするそうですよ。

【お正月には何を食べる?】

個人的に気になっているのは「お正月に食べるもの」です。紀文食品の調査によると、国によって全く違う!

たとえば、タイでは「子豚の丸焼き」や「ムーガタ(タイ式焼き肉)」などの肉料理を食べるそう。3〜4月が酷暑にあたるので「カオチェー(冷やしがゆ)」を食すことも多いといいます。

いっぽうフランスは、「カキ」「フォアグラ」「サーモン」「カタツムリ」など、ワインによく合いそうな品ぞろえ。

アメリカやブラジルでは、「七面鳥」や「チェスター(鶏の丸焼き)」などの定番に加えて、豆類、ザクロなどの果物などが挙げられました。

紀文食品では「世界の正月食マップ」を公開中。レシピや各国の食習慣も掲載されているので、ぜひチェックしてみて♪

参照元:紀文のお正月プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch