日本における調理道具の定番であり、必須アイテムでもある「包丁」と「まな板」。

でもね、諸外国では包丁はともかく「まな板」を使用しないのが一般的なのだとか! 近ごろでは、日本でもこうした調理法を取り入れる人がジワジワ増えているようなんです。

【日本でも浸透し始めている「空中料理」】

まな板を使用せずに調理する「空中料理」。ナイフやキッチンハサミなどを用いて食材を空中でカットし、そのまま鍋や器に入れて調理をすることを指します。

コクヨが週に1〜2回以上自炊する20代から50代の男女890名を対象に実施した意識調査によると、約8割以上が「料理するときに包丁をよく使用する」と回答。

しかしそのいっぽうで、「具材を少し切りたいときに包丁とまな板を出すのが面倒」と回答した人は77.3%! さらに調査を進めていくと、約3人に2人が「空中料理経験者」であることが判明したのです。

まァ、たしかにちょっと材料を切る程度であれば、まな板を用意するのメンドクサイよね……!

【タイパもスぺパもいい!!】

意識調査から見えた日本人の本音「メンドクサイ」。空中料理経験者595名に、空中料理のメリットを尋ねてみたところ、

・包丁で切りにくいものを切れる
・時短になるしタイパが良い(洗いものが減る)
・スペース効率が良くスペパが良い
・衛生的に使える

という声があがっています。

私が大共感したのは「脂っこい食材や生肉はキッチンハサミの方が使いやすい」「場所を取らないし片付けが便利」といった意見。また「お肉はキッチンハサミ、野菜は包丁で切ります」といった意見もあり、この使い分けは賢い!と唸ってしまいました。

【空中料理は手料理?】

知れば知るほど効率的な「空中料理」。自炊するなら、ラクに越したことはないですし、キッチンハサミを常備しておくとなにかと重宝するのではないでしょうか。

ちなみに、今回の意識調査において、10人に約6人が「キッチンハサミを使用した料理をやってみたい」と回答。

その反面、「キッチンハサミのみで調理=手料理」「包丁・まな板とキッチンハサミを併用=手料理」と考える人は、ともに約3割という結果になりました。さて、皆さんはこの結果をどう思う?

参照元:コクヨ、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch

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