多くの人が知らず知らずのあいだに抱えている、睡眠に関する悩み。夜なかなか眠りにつけないし、熟睡できている実感もない。どうにかしたいけど、実際にはなにをしていいのかわからないーーー。
クラシエ株式会社が35〜54歳の女性400人を対象にした「睡眠に関する意識調査」によると、7割以上の人が睡眠不足を実感していたほか、約8割の人が「良い睡眠を取るための知識を持っていない」と回答していたようなんです。
こうした問題の要因として考えられるのは「肌」「目」「心」。この3つがカサカサすると、睡眠の質を下げてしまう可能性があるのだとか……!
【眠りの質を下げる「カサカサ睡眠」とは】
クラシエは、睡眠の質を下げる要因として意識されにくい「肌」「目」「心」に問題を抱えた状態のまま睡眠をとることを「カサカサ睡眠」と命名。その要因は……
①様々な外部環境によって肌状態が悪化する「肌のカサカサ」
②目を酷使することによる「目のカサカサ」
③日頃のストレスや気持ちの乱れによる「心のカサカサ」
うーん、心当たりがありすぎるっっ! 食生活や運動不足なら対策は思いつくけど「カサカサ睡眠」はどうやってケアすればいいの……?
【さあ、ケアしていこう!】
ではここからは、眠りとお風呂の専門家・小林麻利子さんがおススメする「カサカサ睡眠をケアするルーティーン」をご紹介していきますね♪
①肌のカサカサ
原因:就寝時の皮脂、寝ているあいだの肌摩擦など
<ケアの仕方>
・通気性・吸湿性・放湿性に優れたパジャマや寝具を選ぶ。肌の同じところに負担をかけないよう、マットレスは10年に1度、枕は3〜5年に1度のペースで交換しましょう。
・肌あれ防止の薬用処方(医薬部外品)のボディソープを選ぶ。泡立てネットなどでしっかり泡立てて使用すると、肌の摩擦が軽減されます。
・40度で10〜15分間の入浴を心がける。5分以下だとリラックス不足、20分以上だと肌の乾燥につながる場合も。
・起床時は光を浴びる。カーテンを開けて日光を浴びるだけでなく、部屋の照明もしっかりつける。体が日中モードに切り替わることで、お肌のリズムも整う。
②目のカサカサ
原因:目の乾燥、ブルーライト、目からの情報量が多い(脳疲労の要因にも)
<ケアの仕方>
・目だけでなく “耳” も温める。心臓などを制御する副交感神経の末端は目には到達せず、耳に到達しているため、耳を温めることも効果的。指で耳をしごいたり回したりするのも◎
・就寝15分前にはスマホやテレビを見るのは控えてベッドに入る。自分ならではの眠れる方法(頭皮マッサージなど)を3つくらい用意し、順番に行うことで、寝る前のリズムを体に覚えさせる。
③心のカサカサ
原因:気持ちの乱れによるストレス
<ケアの仕方>
・目の前にあることに意識を向ける「マインドフルネス」を入浴に取り入れる。湯船につかるときや体を洗うときなど、1つひとつの動作に対して意識を注ぐと心が整う。
・ストレスを感じたら紙に書き出して思考の整理を。どのような対策を取るのが良いのかアウトプットして、それをインプットする。
「カサカサ睡眠」の要因をクリアできたら、睡眠改善はもちろん、より気持ちよく毎日を過ごせそうです。今日からさっそく取り入れてみよっと♪
参照元:クラシエ、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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