キツネ、タヌキ♪というCMソングでおなじみのヒガシマル醤油「うどんスープ」。手軽にうどんだしを作れるアイテム、として知られていますが、作れるのはうどんだけじゃないんです。

ヒガシマル醤油の公式Twitter(現X)によれば、なんとこのうどんだしで茶わん蒸しが作れちゃうのだとか! しかもレンジでチンするだけで完成するらしく(!)さっそく試してみたところ……あれれ、思ってたんと違うぞ。

【作り方】

ヒガシマル醤油の公式Twitterに投稿されていた「レンジで作る茶わん蒸し」のレシピはこちらです。

■レシピ(4人分)

<材料>
・卵2個
・ヒガシマルうどんスープ1袋
・水400ml
・お好みの具材

<手順>
①卵・うどんスープ・水を溶いた卵液とお好みの具材を器に注いでラップをかける
②600Wで2分加熱後、レンジ弱(200W)で表面が固まるまでさらに6~7分加熱
③余熱で5分おいたら完成!

なお、②の手順にある「レンジ弱(200w)」は解凍モードくらい(100W~200W)。私はひとり暮らしなので、2人分の材料で作ってみることにします。

レシピの手順どおりに材料を混ぜてレンジでチンしてみたら……卵液は吹きこぼれるわ、茶わん蒸しの表面はボコボコになるわ、散々な目に……。

茶わん蒸しというよりも「水気のなくなった卵とじ」みたいになっちゃいました(笑)。ただ、味はめちゃめちゃおいしいんですよ。

北海道産真昆布の旨味とかつお節のコクをふんだんにきかせた、ヒガシマルうどんスープならではの味わい深いだしのおかげで、料亭で食べるようなクオリティーの茶わん蒸しが完成(※味のみ)。

わずかな材料しか使用していないのに、こんなにもハイレベルな味が出せるのね……!!

【全然綺麗に作れない】

味がおいしいとはいえ見た目がアレすぎたので、再度茶わん蒸しづくりにチャレンジしてみることに。自己分析の結果、失敗の原因はおそらく

<吹きこぼれた理由>
・卵液を入れすぎた

<表面がボコボコになった原因>
・卵とだしが分離してしまう
・混ぜるときに泡が経ちすぎる
・熱を急に加えすぎた(かも)

といったこと。そのため、①器を少し大きいものに変える&卵液を6分目くらいにして、②卵とだしが分離せず泡立たないよう慎重に混ぜて、③一気に2分加熱せずに1分、30秒、30秒……と少しずつ熱を加えながら調理してみました。

そして完成した茶わん蒸しがこちらです。

今回は吹きこぼれはなし、表面のボコボコも減ったので、少しはマシになりました……。

その後も何度かレンジでつくってみましたが、表面がつるっとなめらかな茶わん蒸しは完成させることはできませんでした。実際に試してみて得た教訓はこちらです。

・ヒガシマルうどんスープでつくる茶わん蒸しの「味」は絶品
→でもレンジ調理で綺麗に仕上げるのは至難の業

極力泡立てず、ゆっくり熱を入れるようにすればうまくいく確率が上がりますが、完璧にはほど遠い(涙)。見た目も美しい茶碗蒸しならば、いっそ蒸し器で作ってしまったほうがいいかもしれません。

※あくまで個人の感想です。

参考リンク:Twitter(現X)@higashimaru_ss
執筆・撮影:田端あんじ
Photo:(c)Pouch