野菜の皮むきや下ごしらえって、なるべくサッと済ませたい作業ですよね。

だからこそ、道具選びは思っている以上に大切。というより、むしろ「命」と言っても過言ではないかも。

台所に立つようになって10年。T型ピーラーひと筋だった私ですが、ある日ふと「縦型(I型)ピーラー」が気になりました。

正直、どう使うのかよくわからなかったし……と敬遠していたのですが、思い切って試してみたら想像以上に快適! 特に丸い食材には、縦型のほうが断然使いやすいことが判明したよ。

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【「貝印SELECT100」購入してみた

今回私が購入したのは、貝印SELECT100シリーズの「I型ピーラー」。

無駄のないシンプルなデザインで、握りやすさも◎。

【リンゴ:皮の薄さに感動】

まずはリンゴで検証。T型は手前にスライドさせて使いますが、縦型ピーラーは包丁で皮を剥くような感覚と似ています。親指を添える位置が自然にストーパー代わりになるので、安定感があります。

実際に比べてみると、皮の薄さは縦型に軍配。

リンゴの輪郭がより自然で美しく残っていました。仕上がりの見た目重視派には縦型がおすすめです。

【ジャガイモ:使い分けでストレスフリー】

次はジャガイモ。T型はやはり慣れているぶんスピード感は抜群。広範囲を一気に剥ける感覚があります。

一方で、ジャガイモの表面にある細かい凹凸や芽の周囲など、細かな部分は縦型のほうが綺麗に仕上がる印象。

今回使った縦型ピーラーには芽取りもついているので、機能的にも十分。


ただし、大きな凹みのある部分にはやや不向きかも。

【2刀流こそ最適解】

実際に比べてみてわかったのは、「どちらかひとつに決める必要はない」ということ。言うなれば、T型は一気に攻める豪腕ファイター。縦型は一太刀で仕留める技巧派剣士。

それぞれの得意分野を活かして、二刀流で使いこなすのが、いちばん賢いピーラーライフかもしれません!

参考リンク:楽天市場Amazon
執筆・撮影:黒猫葵
Photo:(c)Pouch