みなさんは、フランス料理にどのようなイメージをもっていますか?

「高級食材を多用する」「クリームやバターたっぷりで濃厚」「難しそう」など、レストランでいただく高価なもの、と思っている方も少なくないかもしれませんね。

もちろん、こうした料理もフレンチなのですが……。

おうちご飯には、缶詰冷凍食品を使うことも多いフランス人。そんな彼らが普段おうちで食べる料理は、手軽に作れるものが多い印象です。なにしろ近頃のフランスでは、時短料理が流行っているぐらいですから!

そう、フランス人とて、毎日おしゃれなご飯ばかり食べているわけではないのですよ〜。

簡単フランスごはんシリーズでは、料理人やパティシエでもあるフランス在住の筆者が、日本のご家庭でもサクッと作れる家庭のフランス料理をご紹介していきます。

本日ご紹介するのは、旬のアスパラを使ったサラダです☆

【材料(2人分)】

アスパラ・・・10本ぐらい
生食用ボイルむきえび・・・6尾
半熟ゆで卵・・・2コ
パルメザンチーズ(粉チーズでも)・・・大さじ1

ドレッシング用

白バルサミコ酢または白ワインビネガー・・・大さじ3
オリーブオイル・・・大さじ1〜2
はちみつ・・・小さじ2
塩、コショウ・・・適宜
ガーリックパウダー・・・少々

【作り方】

1. アスパラガスは茎の固いところを3〜5cmほど切り落とし、皮の固い下の部分をピーラーでむき、5cmの長さにカット。

2. 沸騰した水に塩ひとつまみを入れ、アスパラガスを2分茹でたらザルにあける。ゆで卵はくし形に1/4等分する。

※今回はあらかじめゆで卵を作り置きしましたが、このときのお湯を使ってゆで卵を作っても◎

半熟ゆで卵の作り方:アスパラを茹でた湯を再度沸騰させる。室温に戻した卵なら6分、冷蔵庫から出したばかりの冷たい卵なら8分茹でる。茹でたら水を張ったボウルに投入、皮をむき、1/4等分に。

3. ドレッシングを作る。小さめのボウルに白バルサミコ酢、オリーブオイル、はちみつ、塩・コショウ、ガーリックパウダーを加えてスプーンでよく混ぜ合わせる。

ボウルにアスパラ、えび、ゆで卵を入れて、ドレッシングで和える。お皿に盛りつけたらパルメザンチーズを散らし、黒コショウをかければできあがり!

【初夏にぴったり、爽やかな味】

シャキシャキしていてほんのり甘いアスパラ、ぷりっぷりのエビ、まろやかな半熟卵にあっさり味のドレッシングがベストマッチ。パルメザンチーズを散らすことで、塩気が加わり、また見た目にも美しいアクセントになります。

ちなみに時間に余裕があるのなら、むきえびに代えてブラックタイガーを下処理したものを使うと、よりいっそうおいしくなりますよ。

このお料理はフレンチだと前菜になりますが、ハムやソーセージなどを用意すれば軽食にもなります。パンと一緒に、そして可能なら白ワインもぜひ合わせて!

レシピ制作・調理・執筆=sweetsholic (c)Pouch
Photo: sweetsholic (C)Pouch