【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。
樹木希林さんの遺作はドイツ映画だった! ちょっと驚きじゃないですか? 樹木さんの最後の名演が見られる映画『命みじかし、恋せよ乙女』(2019年8月16日公開)を鑑賞しました。情報を何も入れずに観たので「あれ??」と思うところもあり、それも含めて本音レビューでご紹介したいと思います。
【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。
樹木希林さんの遺作はドイツ映画だった! ちょっと驚きじゃないですか? 樹木さんの最後の名演が見られる映画『命みじかし、恋せよ乙女』(2019年8月16日公開)を鑑賞しました。情報を何も入れずに観たので「あれ??」と思うところもあり、それも含めて本音レビューでご紹介したいと思います。
2016年1月に樹木希林さん出演の企業広告を新聞4紙に同時掲載し、話題を呼んだ宝島社。水の中に仰向けで浮かぶ樹木さんの姿と「死ぬときぐらい好きにさせてよ」のキャッチコピーがセンセーショナルで、度肝を抜かれたものです。
そして2018年10月29日、あらたに樹木さんをフィーチャーした企業広告「あとは、じぶんで考えてよ。」が朝日新聞に、「サヨナラ、地球さん。」が読売新聞に掲載されました。
今回の広告の意図について、「あらためて『死』について考えることで、どう生きるかを考えるきっかけになれば」と宝島社は話していますが、9月15日に樹木さんが亡くなったばかりなだけに、なおさら私たちの心に迫るものとなっています。
2018年9月15日に亡くなった、女優の樹木希林さん。代表作は数知れませんが、富士フイルムのテレビCMも、そのひとつではないでしょうか。
樹木さんが出演する富士フイルムCMは、なんと合計268作品にもおよびます。
訃報を受けた富士フイルムは、この膨大な数のCMの一部を10月14日まで期間限定で特別公開。現在ウェブサイトには、1978年に放送された初出演作から最新作までの計12作品が、ずらりとならんでいます。
【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。
今回ピックアップするのは第71回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)を受賞した是枝裕和監督の最新作『万引き家族』(2018年6月8日公開)です。受賞のニュースが日本全国を駆け巡り、多くのメディアで紹介されていたので、ご存じの人も多いでしょう。
なぜこの作品は受賞したのか? どうして万引き家族なのか? そんな疑問を持ったまま上映がスタートしたのですが、あっという間に世界観に引き込まれ、切なくも素晴らしい作品だったのです。では物語から。
2016年9月29日、日本経済新聞全国版の朝刊。ある新聞広告に目が釘付けになってしまった人は多いのではないでしょうか? 30段見開きという大きさでカラーで掲載されたのは、タレント・ベッキーさんのヌード姿。
上半身であり背中側しか写っていないとはいえ、清純派というイメージのあったかつてのベッキーさんからは考えられないような大胆ショットといえるでしょう。
けれどその写真には性的ないやらしい感じはいっさいなく、凛とした潔さが感じられます。添えられたコピーは「あたらしい服を、さがそう」。発信したのはこれまでにも話題を呼ぶ広告を数多く送り出してきた宝島社です。
ファッション雑誌のリーディングカンパニーとしてさらに盛り上げていきたいという想いからこの広告を制作したとのことですが、そこにはどんなメッセージが込められているのでしょうか。
つい先日、内田裕也さん樹木希林さん夫妻について友人と話していたところ、最終的には「内田さんよりも樹木さんのほうがよっぽどロックだよねー」という結論に達した記者(私)です、こんにちは。
さて、そんな “ロケンローな女” 樹木さんが、めちゃくちゃロックな広告になって登場しているというニュースが飛び込んでまいりました。
1月5日(火)、新聞4紙(全国版)に同時掲載された株式会社宝島社の企業広告には、水の中に横たわる樹木さんの姿が。その傍らにはインパクト抜群、「死ぬときぐらい好きにさせてよ」という、強烈なメインコピーが記載されております。