大阪、京都、神戸をはじめ、関西の「うまいもん」を食べ歩いては紹介するコーナー【関西グルメ探訪】。むかしから“天下の台所”といわれる大阪をはじめ、日本が世界に誇る観光都市・京都の和菓子やおばんざい、神戸の洋菓子や洋食など「食のルーツは関西にあり」といわれるほど、食文化では日本トップクラス。そんな数多くあるの中でも、特に女性向けのグルメをポーチ編集部の記者が訪ね歩きます。

今回訪れたのは、最近、全国区で徐々に広がりつつある「トマトラーメン」でも“元祖”の看板をかまえるお店です。

ラーメンといえば「とんこつ」、「しょうゆ」、「みそ」、「塩」などをまず思い浮かべるはず。そんな中で「トマト」に麺というと、すぐにイメージしそうなのがパスタ。ですので、なかなか味が想像できませんが、いざ、トマトラーメン発祥のお店に足を運びました。

大阪市営地下鉄「阿波座」駅を降りて、中国領事館そばの路地を通るとすぐ見えました。純和風の外観で、「元祖とまとラーメン」ののぼりや看板が立ててあるのでわかりやすいです。

店内に入ると、開店して間もないのに10席ほどのカウンター席がほぼ埋まりかけています。奥には4人がけのボックス席もありますが、ピーク時は確実に埋まるはず。なかなか繁盛しています。

メニューは「宝天麺」といわれるトマトラーメンのみ。並(840円)、ヤキブタ入り(1,160円)、大盛り(1,160円)から選べます。オプションでライスや替え玉も。また夜限定で「とまとつけ麺」(1,000円)もあるようです。

注文してしばらくすると運ばれてきました。スープはうっすらトマト色で赤く、しかも大きくカットされたおそらく生のトマトが入っています。

そして恐る恐るスープを飲むと・・・・・・トマト味です。でも、まったくしつこくなくてあっさりめ。まさに女性向けです。

また意外なことに、トマトのスープが細めの硬麺や焼き豚(チャーシュー)ともこれほどマッチするなんて、新たな発見。焼き豚も「阿波ポーク」という銘柄の豚で、徳島・鳴門産のワカメを食べさせて豚独特のくさみがなくても本来の旨みは味わえるそう。そしてラーメンに入っている野菜もシロナにセロリ。なんてヘルシー!

さらに、ラーメンを食べた後にスープをあえて残し、ライスを入れて“リゾット”にするのもおすすめなのだそう。実際に食べてみると、ごはんもしっかりマッチします。まさに、一度で二度美味しいトマトラーメンですね。

ちなみに『とまとの里信濃路』のトマトラーメンのレトルトパックが東洋水産(マルちゃん)から発売されて『イオン』などに置いてあるそうです。なかなか大阪まで遠出できない人はぜひこちらもおすすめです。

※価格はすべて税込

【お店のデータ】

店名: とまとの里信濃路
住所: 大阪市西区靭本町3-7-1
TEL: 06-6441-9751
営業時間: 11:30~13:20/17:30~21:00頃
定休日: 日曜日、第3月曜日
交通アクセス: 大阪市営地下鉄「阿波座駅」徒歩約5分
http://www.tomatolaomen.com/