いも、栗、かぼちゃを嫌いな女子なんているんでしょうか。ほっこり甘くてクリーミーな味わいは、そのまま食べておいしいのはモチロン、お菓子に入っていればなおのことステキです。そこで今回は、よしながふみさんのマンガ『フラワー・オブ・ライフ』文庫版1巻(白泉社)より「かぼちゃのパウンドケーキ」をご紹介します!

このパウンドケーキ、見た目もめちゃめちゃカワイイんです。だって、切ったときに生地とかぼちゃペーストがマーブル模様を織り成しているのですよぉーーー! 女性としては見た目は重要。見た目がカワイイとテンションの上がり具合も倍増するってもんです。

【材料】
★かぼちゃペースト部分…かぼちゃ120g(生でも冷凍でも可)、バター20g、砂糖20g

★生地部分…バター100g、砂糖100g、小麦粉100g、ベーキングパウダー小さじ1/2、全卵2コ、牛乳20cc

【作り方】
★かぼちゃペースト部分
1、耐熱性のボウルにかぼちゃを入れてラップをする
2、電子レンジでかぼちゃがやわらかくなるまで(竹串がスッと刺さるぐらい)加熱する
3、そこにバター20g、砂糖20gを加えてペースト状に混ぜる
★生地部分
4、バターを室温にもどしてやわらかくする(バターが簡単にめりこむぐらい)
※電子レンジの解凍機能を使うと簡単。
5、ボウルにバターを入れて泡だて器でクリーム状にしたら、砂糖を加えてよーくすり混ぜる
6、そこに溶きほぐした卵2コを少しずつ加えて、牛乳も入れて混ぜていく
7、ベーキングパウダーを混ぜた小麦粉を3~4回に分けてゴムべらでさっくり混ぜる

8、生地を6✕7✕25cmくらいのパウンド型に流し込み、その上にかぼちゃのペーストをのせていってマーブル模様になるようにスプーンで適当にかき混ぜる
9、170℃に余熱したオーブンに入れて45~55分焼く


最後、竹串を刺して生地がついてこなければできあがり! バター、砂糖、小麦粉それぞれ100gというのは覚えやすいですよね。「少なくとも翌日までは生地を落ち着かせたほうがおいしくなる」と書かれていますが、焼きたての甘~い香りに我慢ができません! まずはアツアツをいただっきまーす!

うーん、バターが効いてておいしい~! そして、かぼちゃ味がたまらない! かぼちゃだけだと甘みが薄いこともありますが、このかぼちゃペーストには砂糖が入っていますので、かぼちゃの甘さがより引き立ててられています。

そして、切ったときに中から現れるマーブル模様! 大理石のようなきれいなマーブル模様を作るのは難しいですが、2色の色がとってもキュートですので、ぜひ作ってみてくださいね。

よしながふみさんのマンガ、記者もいくつか読んでいますが、そのなかでも『フラワー・オブ・ライフ』はとりわけ好きな作品。白血病の治療を終え1年遅れで高校に入学した主人公・花園春太郎が、優しくて愛らしい三国、典型的なオタク野郎の真島、メガネ美女の武田さんなどといった同級生たちと共に繰り広げる学園生活が描かれています。

「そうそう、高校ってこんなだったよね!」「あー、こんな高校生活送りたかったなー」なんて思い出や懐かしさ、甘酸っぱい気持ちに誘われ、彼らのバカバカしさに笑いつつもホロリとさせられ……ああー、もうぜひぜひオススメしたい作品です! ちなみに、記者の好きなキャラは真島。あの突き抜けた鬼畜っぷりがたまりません(笑)

かぼちゃのパウンドケーキは、主人公・春太郎の姉が家に遊びに来たクラスメイト達に出していたおやつ。文庫版1巻のおまけページに詳しい作り方が載っています。今の季節は、マンガと同じようにアイスティーと一緒にいただくと、夏の素敵なティータイムにピッタリですね♪

(料理、写真、文= 鷺ノ宮やよい)

参考元:『フラワー・オブ・ライフ』(http://goo.gl/1hJeR

▼夏は冷たいアイスティーと一緒に。午後のティータイムにピッタリ♪

▼巻末にイラスト入りのレシピも掲載。お菓子作り初心者の記者でもけっこう簡単に作れました