マイクロソフト社の共同創業者で、世界的な富豪として有名なビル・ゲイツさんが軽井沢に別荘を建設中らしい! 新建新聞の記事をもとに、記者が現状を確認してきましたよ!

新建新聞の記事によると、ビル・ゲイツさんの別荘が建築中だということは、地元ではすでに話題になっていること。敷地面積は1万9979㎡(約8千坪)で、地上1階、地下2階。ヘリポートもあり、地下の専用道路から屋内に入れる仕組みもあり、延べ床面積は2000㎡らしい、とのこと。(新建新聞の記事は、「ビル・ゲイツ 別荘 軽井沢」などと検索すれば出てきますよ。)

他にもインターネット上には、「温泉が8つあるらしい」とか「別荘ではなくて個人美術館らしい」とか、「完成は平成25年12月」、「建物だけで軽く10億はしちゃう」などと、様々な噂が流れています。

はっきりしている情報は少ないけれど、もし本当に、ビル・ゲイツさんが日本を別荘建設の地として選んでくれたのなら、うれしいじゃないの! 今この時期にビル・ゲイツさんが日本に別荘を建設してくれるなんて、なんだか日本に対してビル・ゲイツさんがエールを送ってくれているようじゃないの! そんな気持ちになって、記者はうきうきと車を走らせました。

でも、きっと厳重警戒中で、どこにあるのかもわからないのだろうな……。そんな予想をしながらも、新聞情報からだいたいの当りを付けて記者が車を走らせると、あっさり見えてきたのが、何やらどでかい建設現場。

「何これ? まさかこの大きさで別荘じゃないよね。野外音楽堂でも作ってるのかしら?」と思いながら近づくと、建設会社名も何を建設中なのかの説明書きもまったくない状態の建築現場。あやしい。もしや、これがビル・ゲイツさんの別荘!?

別荘地内の地図と現在地をナビを確認し、新建新聞に書かれていた場所と照らし合わせると、どうやらやっぱりここが、ビル・ゲイツさんの別荘らしい。

前の道は細く、曲がりくねって見通しも悪くて、車を止めるのもはばかられるような場所。道幅に比べて建物があまりに大きいため、引いて撮影することができず、実際のどでかさを写真で伝えきれないのが本当に残念!!

周りに誰もいないので、誰にも確認することができない! 工事現場の反対側に回れば警備の人に会えるかも! そう思って道をぐるっと回って反対側へ。

すると、いましたよ、警備員の方が。そこで、聞いてみました。

記者:すみません、これは何を作っているのですか? 美術館か何かですか?
警備員:個人の別荘です。そのため、これ以上の侵入はお断りしています。

やっぱり!! こんなにでかい建物が個人の別荘だなんて、すごすぎます!! もしここがビル・ゲイツさんの別荘でなかったとしても、個人でこのサイズの別荘ですよ。相当なお金持ちに違いありません。

聞き込み調査をしようとするも、周りはとっても静かでステキな別荘地。ぶらぶら歩いている人なんて見当たりませんでした。

周りには、名だたる日本の大企業の保養所がいっぱい。近隣の保養所にいらっしゃる皆さん、ビル・ゲイツさんがお隣さんになったら、きっとヘリコプターで飛んでくるので滞在している日はわかるかもしれませんよ!

軽井沢は、1888年にカナダ人宣教師が別荘を設けたことから避暑地としての歴史がスタートし、ジョン・レノンも1970年代中期から晩年まで毎年の夏には家族連れで訪れた場所。夏でもからっと涼しく、木々の香りがとても気持ち良くて、「ビル・ゲイツさん、さすがお目が高い!」と言いたくなります。

はっきりしたことはまだわかりませんが、もし本当にここがビル・ゲイツさんの別荘だったら、とてもうれしいですね! 記者は軽井沢出身に特に縁はありませんが、勝手に「大歓迎です!」とお伝えしたいです!

(取材、写真、文=山川ほたる)
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