スーパーやコンビニでお弁当を買ってレジ袋に入れてもらったものの、家に帰ったときには中身はぐちゃぐちゃ、汁は漏れ出てる……なんて経験、皆さんにはありませんか? 記者も、煮魚の汁が染み込んだ白飯を食べながら「うまく運ばなかった私が悪いのか!?」と泣きたくなったことがこれまで何度もあります。

しかし、なんと、そんな不具合を解消してくれる画期的なレジ袋が誕生したというではないですか! えー、ホントに容器を傾けることなく運べるの!? にわかには信じがたいような。

アスラビットという日本の会社が開発した「ランチビーグル」という製品がそれ。2000年を超える歴史を持つクレーンの「玉掛け」技術から発想を得ており、安定して運ぶことを徹底的に追求したそうです。

ランチビーグルは現在、2タイプ。中に何を入れるかによって適しているタイプが分かれます。

●ブリッジタイプ

容器を収納したシルエットが「斜張橋」に似ていることから名付けられており、クレーンの「半掛け」という手法を応用。荷重を容器の長辺2辺に均等に分散してしっかりとホールド! 丼物、麺類、おでん、スープ類等に適している。

●クレーンタイプ

容器を収納した持ち手1本のシルエットがクレーンの吊り荷に似ている事から命名。クレーンの「チョーク吊り」という手法を応用。収納容器を絞り上げる事でしっかり固定し、容器の転倒や汁漏れを防ぎます。パスタ、焼きそば等の麺類、オムライス、グラタン、天重、たこやき等、容器の深さが均一で重心が容器中心から大きく乖離しないものに適している。

クレーンの技術を活かしているというのは本当なんですね! このレジ袋さえあれば、もうお弁当が傾いて汁がこぼれることも心配しなくていい!!  現在、まだ販売はされていませんが、きっと近い将来、商品化されて私たちも使えるようになるはず。その日が来るのを楽しみに待ちたいですね!

(文=鷺ノ宮やよい)

株式会社アスラビット http://www.asurabbit.jp/

▼ランチビーグルの使い方がわかる動画