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海外旅行の楽しみといえば、食事に観光、そして「おかしな日本語探し」。みなさんも、あっと驚く日本語を一度や二度は目にしたことがあるでしょう。

本日は、記者が海外旅行中に見つけた間違った日本語を写真と共にお届けします!

1 Erskine Road boutique singapore

「Keんji」

まずは一発目。オシャレなセレクトショップが軒を連ねるシンガポールのアースキン通り。モノトーン調の洋服に定評のあるブティックで見かけた「Keんji」というブランド。タイプミス? いえいえ、そうではありません。れっきとしたファッションブランド「Keんji」なのです。

2 Landmark

「38のライス」

続いてフィリピンへと参りましょう。ここ数年、日本発の居酒屋チェーンやラーメン店が上陸するなど、日本食ブームのフィリピン。現地の人たちにとって日本という国はエキゾチックであり、ちょっぴりクールな存在のようです。首都マニラにある庶民派デパート「ランドマーク」にも、その影響はあるようで……。靴を試着しようと手に取ったら、なななんと「38のライス」。靴とライス……。履いたらジャリジャリしそう。

3 Landmark Philippines

「品質が最初に来る」

同じくランドマークで見つけたワイシャツのブランド「ダンセン」。うたい文句は「品質が最初に来る」。ええ、言おうとしていることは分かります。でも直訳すぎるんじゃないの?

4 Sodeska noodle at SM supermarket

「SODESKA Noodle」

フィリピンのスーパーで見つけた「SODESKA Noodle」。ソウデスカって……。フィリピンには、日本メーカーとは全く関係ないけれど、日本語で「ナガラヤ」と袋に大きく書かれた豆菓子があったり(ちなみにとても人気のあるお菓子です)、コンビニでは「Fried Tamago」という商品が売られていたり、現地の人たちは日本語をすんなり受け入れているようです。

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「果肉が餅から吹き出します!」

お次は台湾に足を運んでみましょう。中華圏の国々では、これでもかー! というぐらい日本語を多用。いや、むしろ乱用。とりわけ「の」という文字はみなさん大好きなようです。マンゴーの餅。フレーバー的には間違ってはなさそうですが、うたい文句がすごい。「果肉が餅から吹き出します!」。すんごい想像をしてしまいそうです。せめて、「果汁たっぷりです」ぐらいにしておいてくれたらよかったのに。

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「ほしだ棒」

こちらも台湾の商品です。おそらくうまい棒のパクリと思われる「ほしだ棒」。ほしだって何?

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「乾燥された海藻」

台湾の方々は、日本びいき。日本のファッションや和食を積極的に取り入れているし、日本人に対してとても友好的です。ただ、あまり関係のない商品にまで日本語を使うのはどうかと……。日本ではあまり見かけることのない “あおさ海苔” の塊。台湾の特産品ですが、パッケージには「乾燥された海藻」。ええ、確かにその通り。でも、ネーミングにはセンスが必要なのだと感じずにはいられません。

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「カレーたつまき」

こちらも台湾の特産品マンゴー。どう見てもドライマンゴーなのに、パッケージには「カレーたつまき」という文言が。ひょえ〜!! 間違ってるよ、絶対違うって!! と思わずにはいられない商品です。

9 Victoria Park HK

「すいかレストラン」

台湾からほど近い香港へ出かけてみましょう。香港の絶景が一望できる観光スポット「ビクトリアピーク」。展望台にはショッピングモールが併設されており、そこで見つけたのがこの「すいかレストラン」。記者的には、「スカイ」※の間違いではないかと推測しているのですが……。

※6/10追記:「翠華」(広東語)を「すいか」と日本語読みにしたのだそうです。

 10 Senado square Macau

「パンダ」

お隣マカオでは、「パンダ」と書かれたTシャツを着ている人がいました。本人も相当パンダっぽいので、笑えます。ちなみに、この方の連れは「クマ」Tシャツを身に纏(まと)っておられました。

11 superdry store in Sydney

「極度乾燥(しなさい)」

中華圏から南下、オセアニア大陸のオーストラリアへとやってきました。シドニーの中心街を歩いていると、「極度乾燥(しなさい)」という文字がどどーんと書かれたショッピングバッグを持った人たちに出くわしました。以前当サイトでも紹介しましたが、実はこれ、英国発のファッションブランドなのです。日本のストリートファッションにインスパイアされたためのネーミングだそうですが、 「極度乾燥(しなさい)」というロゴがドデカく書かれたTシャツを身につけた人を見ると、滑稽で仕方ありません。ちなみに英語名は「Superdry Store.」。スーパードライでよかったのでは?

12 Sydney near Chinatown

「シドニーのアメ横 イイトモ」

最後は、シドニーの中華街近辺で見つけた衝撃的な看板です。「シドニーのアメ横 イイトモ」。一瞬、目を疑ってしまいました。アメ横、そんでもって、イイトモ!?!? 知っている日本語を駆使したとしか思えないのですが、“イイトモ” を知っているとは、かなりの日本通であると感心。

いかがでしたか? みなさんも海外旅行へお出かけの際は、日本語表記にも少し気を配ってみてください。地味ながら面白い発見が待っているかもしれませんよ!

(写真、文=sweetsholic