アメリカコロラド州、エバーグリーン近隣のとある森の中。1匹のヘラジカさんが途方に暮れておりました。
若く好奇心旺盛、それゆえに森の中に設置されていたトランポリンの中へ侵入してしまったヘラジカさんは、不運なことにそこから出られなくなってしまった模様。
周囲で心配そうに見守る仲間たちと、自らが置かれた状況を苛立たしく思っているであろう当人(鹿)。そんな彼らの奮闘ぶりをとらえた映像が、動画サイトYoutubeに投稿されておりました。
ぐるぐるとトランポリンの中を回っては足踏み、なんとか脱出を試みようとするヘラジカさん。ですがそんな努力も虚しく、一向に願いは達成されません。でもね、落ち着いてよ~く見てみて。あなたの目の前に張り巡らされた、その安全用ネットを!
もうお気づきでしょうか? そうです、実はトランポリンの周囲に張られた安全用ネットの一部には、当然のことながら出口があるのです。というかそもそもキミ、そこから入ったことで、今こんな事態に陥ってるんだよね!?
一方、ヘラジカたちの様子を遠くから見守っていたのが動画の投稿者であるGreg Chaseさんご夫妻。以前、キツネがサッカーゴールをくぐろうとして自ら体を締め付け死に至ったいたましい事故を目撃していた彼らは、「もしも苦しむような事態になるのであればその前に射殺することも考えた方が良いのでは?」といった気持ちを抱きつつ、ハラハラドキドキしながらも観察を続けていたのだとか。
しかし最終的には無事出口を発見、見事脱出に成功したヘラジカさん。その一部始終を見守っていたお友達、そしてChaseさんご夫妻も、本当に嬉しそうです。
ちょっぴりおマヌケなヘラジカさんにヤキモキ、そして心優しいお友達の姿に心がほっこり。観終わった後じんわり温かな気持ちを運んでくれる、寒い季節にぴったりの1本です。
(文=田端あんじ)
参考元:YouTube
▼なにはともあれ、出られてよかった!!
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