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小さい頃に絵画教室や学校の授業でデッサンを描かされたことがあるけど、見たままを紙に表現するのってなかなか難しいですよね。だけどそういうセンスがある人にかかれば、絵でなんだって表現できちゃうんだから、なんとも羨ましいものです。

そんな奥深い絵の世界でハリウッド俳優の「顔」をまるで写真のように似顔絵制作しているrollotomasiさんという方を発見! 彼は鉛筆と紙だけで、まるで生きている人間の生々しい皮膚の質感や、生命力がみなぎった瞳に移り込む光を巧みに描き出しちゃう。その実力は絵であると説明されなければ、「いやいや写真でしょ!?」と勘違いしてしまうほど繊細で精密なものなんです。

こんなことできちゃうrollotomasiさんがどういう方なのか皆さんも気になりますよね! そんなニーズに応えるべく、記者は取材にいってまいりましたよ!! 

<人間の顔の魅力>

ーーなぜ人間の顔に興味を持ち、描こうと思ったのですか? 

(rollotomasiさん)
「顔って形だけでなく、多様な質感を持っているからそれらを描き分けるのが難しいところであるし、楽しいと感じますね。顔のパーツって微細な位置のズレや、大小の大きさの差で一気に印象が変化してしまうから、静物デッサンなんかと比べると結構やっかいですよ。例えば……鉛筆削りを描いたとして、多少形がズレていても人って気にならないけど、人の顔となるとちょっとした違いに気付かれやすいですからね。でもそこがやりがいでもあります

<初めて描いた絵>

ーーやっぱり初めて描かれたのも人間の絵だったんですか? 

(rollotomasiさん)
「いえいえ、全然違いますよ〜。小さい頃は恐竜が好きだったので熱心にそればかり描いてたような気がします。人間の顔を描くようになったのは小学校の高学年頃で、画用紙に当時好きだった洋楽のバンドメンバーなどを描いたりしてた。俳優の絵は中学校のときにユアン・マクレガーのファンになって、パソコンを使って描いたのがきっかけでした」

ほほう、rollotomasiさんの作品の根源はなんとユアン・マクレガーさん! 作品を初めて見たときはどんな奇才な方かと少し緊張していましたが、なんだか小さい頃のエピソードに親近感がわきましたよ! 

<作品はこうして生まれる>

ーー普段どのように絵を描かれているんですか? 

(rollotomasiさん)
「インターネットで画像検索をして、それを見て描いてるけど、本当は自分自身で撮影した写真を資料にする事が理想なんです。年内に友人をモデルにしてそれを元に新しいタイプの絵に挑戦してみたいと思っています」

<今までで一番難しかった作品>

ーー今までで一番苦戦した作品はどういったものですか? 

(rollotomasiさん)
「女性や赤ちゃんの絵ですかね。肌をきれいに描くためにいつもより優しいタッチで描くよう気を使うんです。以前いつも通り描いたら『顔のシミまで描かないでよ』と怒られたことがありましたよ! そのほかで言えば動物の絵は毛が多くて苦労します」

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今回気さくに取材に応じてくださったrollotomasiさん、鉛筆でのモノクロの作品のみならずカラーで描くこともあります。また、ハリウッド俳優だけでなく、一般の方の絵も依頼を受け制作することもあるそうで、25000〜50000円ほどで結婚式用のウェルカムボードや記念物として絵を制作することもあるみたい。大切な記念にサプライズプレゼントしたら、きっと大喜びされますよ〜。

参考元:Ameba pixiv
(取材・文=小池たらの子)

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