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立秋をすでに迎えてしまったとはいえ、まだまだ夏。そして迫りくるお盆。そうです、ただいま、幽霊の季節真っ只中です。

この時期になるとなぜか、怖い話を見聞きしたくなるもの。怖いものが苦手でもそう思ってしまうのだから、人間の心理というのは不思議なものですよねぇ。

さて、本日みなさまにご紹介するのは東京・表参道にある浮世絵専門美術館「太田記念美術館」で開催中の特別展江戸妖怪大図鑑

7月1日から9月25日まで開かれているという同展は、1部から3部までテーマが別れており、それぞれすべて展示物が入れ替えられるという注目企画。7月いっぱいまでは「化け物」がテーマでしたが、8月はなんと「幽霊」。怖くて不気味な日本の幽霊を、心ゆくまで楽しむことができる背筋も凍る1カ月、これはもう、体験するしかないでしょうに!

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会場内に並ぶのは、歌川国貞によって描かれた「東海道四谷怪談」のおどろおどろしい1場面や、美しい娘に化けたお岩さんを歌川国芳が描いた「代目市川小団次の於岩ぼうこん」。さらには葛飾北斎による妖怪画の傑作「百物語」が5点同時に並ぶなど、魅力的な「幽霊画」が多数。

一方で、月岡芳年が美しくも儚げな女性の幽霊を描いた「新形三十六怪撰」「月百姿 源氏夕顔巻」などなど、一見幽霊とは判別がつかない浮世絵もあって、見どころ満載なの。

同展開催を告知する「太田記念美術館」公式ツイッターには、以下のような声が寄せられておりました。

「太田記念美術館で見た、歌麿の “ろくろく首” や “一本足の番傘おばけ” は、愛嬌があり凄く可愛かったよ。また見たいなあ~」
「うわあ、行きたい行きたい! お化けの季節ですもんね!」
「お化けハンターの血が騒ぐ」
「うっとり」
「みたいっす!」

記者もぜひ、みたいっす! だってだって、なんだかんだ言っても、日本のお化けが1番怖いんだもの。にもかかわらず愛嬌までをも感じられるというか、とにかく魅力的なのよねぇ。これはあくまでも個人的見解ですが、みなさんも、そう思いませんか?

そんな「江戸妖怪大図鑑」の入館料は、一般が900円とリーズナブル。この夏は表参道で江戸時代の幽霊に出会う、コレ、なかなかオツだと思いますわよ。

参照元:太田記念美術館 太田記念美術館ツイッター
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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