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みなさんは、NHK Eテレにて毎週日曜17時55分から放送されている5分番組「びじゅチューン!」を、ご存知でしょうか。

世界の「びじゅつ(美術)」をユニークな歌とアニメで紹介するという、Eテレらしい、なかなか斬新な同番組。

出演・作詞・作曲・アニメ制作をすべて1人でこなす(!)、映像作家・井上涼さんの独特すぎる世界観は、1度体感するとやみつきに。気づけばそのメロディーと歌詞が、頭から離れなくなってしまっていること必至なのであります。

【曲のテーマは名画 “鳥獣戯画” 】

数ある名曲&名アニメの中でも、記者(私)が最も注目したいのが、本日ご紹介する「鳥獣戯画ジム」。「鳥獣戯画(鳥獣人物戯画)」とはそう、多くの人が美術の時間で触れているであろう、ウサギやカエルが走ったりすもうとったりしているアレです、アレ。

【巻物上の動物たちがイキイキと動き出す!】

京都市右京区高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物、国宝でもあるこの作品は「世界最古の漫画」とも呼ばれています。それだけに、井上さんの描きだすアニメーションとも相性抜群、スピーディーな楽曲と共にイキイキと動く絵巻物の登場人物たちが、たまらなく可愛いの!

【絵の中に1歩足を踏み入れるとそこはジム】

さきほども触れましたが、「鳥獣戯画」に出てくる動物たちは、人間さながら、ありとあらゆる運動を巻物上で行っています。井上さんはこの点に注目、絵の中に入り込んで動物たちと一緒に運動を実践、見事なボディーをゲットする。つまり、この絵の中はジムそのもの。「鳥獣戯画ジム」なのである、と。ああ、このセンス好き、たまらなくツボ……! 

【ハマる人続出! ツイッターの声】

同作品の存在を知ったツイッターユーザーのみなさまも、記者同様、その類を見ない歌の世界にすっかり魅了されているご様子。

「鳥獣戯画ジムハマる。上腕二頭筋〜のあたりでいつも吹く」
「この人のセンス、かなり神がかってるな~」
「妙にツボに入った」
「シュールなかんじがなんとも言えん」
「これ、いけませんwクセになりますw」
「鳥獣戯画ジムが完全に脳内ループ曲になっててツラい」
「じわじわくるwwwやばいwww」
「面白すぎてお腹痛くなるぐらい笑ってるんですけど」
「くそぉ 私も頭からこのリズムが抜けなくなってきたwwww」

そうなのそうなの、気がつけば歌っちゃってるんですよ、この歌。それが「鳥獣戯画ジム」の魅力のひとつでもあり、コレを作った井上さんのスゴイところ!

公式サイトには、同作のほかにも、彼が手掛けた名曲&名アニメがずらり。妙に耳に残るメロディー、一発で覚えてしまう印象的な歌詞、ゆるゆるなアニメ、そして井上さんの独特すぎる歌声。1度ハマったらなかなか抜け出せない、その世界観の入り口として最適な「鳥獣戯画ジム」を、あなたも今すぐ、体感してみて。

参照元:びじゅチューン!
執筆=田端あんじ (c)Pouch