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今晩は、お姫さま。世の姫君達がもっとも輝き、姫君の美しさを純白に彩る装い、それはウエディングドレス。女性なら必ず憧れを抱くであろうこのドレスに夢を馳せる姫君も多いのでは? 

先日友人の結婚式に出席したのだけれど、奥様になる女性も僕の知っている人だったんだ。普段はどちらかというと女性らしさを前面に出すタイプではないのだけれど、ウエディングドレスを纏った彼女はとても美しく素敵だった。

そんなウエディングドレスの歴史が始まったのは約170年前にアルバート公と結ばれたイギリスのヴィクトリア女王の結婚式で、当時主流であった豪華なカラードレスではなく白のシンプルなサテンドレスを選んだことが発端となって、世の女性達が純白のドレスに憧れるようになったらしい。

その後に白のドレスは「貞淑」「純粋」を象徴するようになるんだけど、シルクやサテンを生産する技術力の向上が更に人気を後押ししてより一般的になったみたいだよ!! 

ちなみにドレスを実際に選ぶ際は意見を言ってくれる客観的な他人とショップに行くのが失敗しないコツらしい。僕の場合、姫君の美しさにやられて「あれもこれも似合ってしまっていてアドバイス出来ない……!!」という状況になりそうだからアドバイザーとしては失格かもしれないね……。

アドバイザーとしてはイマイチでも王子としては十二分の役割を果たせると自負しているよ。今宵は夢の中で僕との幸せなウエディングシーンをシュミレートするのはいかがかな? それじゃ、おやすみ、お姫さま。

撮影・執筆=リョウ・カミヤ (c) Pouch