【炊飯器で超カンタン】あこがれの「ケークサレ」をレトルトカレーやパスタソースで作っちゃおう！

パンが大好きな皆さま、『ケークサレ』ってご存知ですか？　フランスの「おかずケーキ」で、甘くないのが特徴の、ご飯がわりになるケーキです。

本場のものは、お野菜やチーズが入った、パウンド型のどっしりしたものなのですが、記者（わたし）はこのケークサレをカンタンに炊飯器で作る方法を考案しました。しかも、材料は「レトルト食品」と「ホットケーキミックス」だけなんです。

朝ごはんにも、お弁当にも！　冷凍保存もできてお手軽な「炊飯器ケークサレ」の作り方を、さあどうぞ！　炊飯器にご飯がまだ入っているという方は、いそいでラップしてお釜を空けちゃってくださいな！　さあ、早く早く！

■ 炊飯器ケークサレを作ってみよう！

材料は、ホットケーキミックスに、カレーやミートソースといったレトルトソース。ベースはホントにこれだけです。

お釜に、ホットケーキミックス200gの小袋をどさっとあけます。

まずは、ミートソースを投入。室温のままで大丈夫です。乱暴そうに見えますが、そのまま流し込んで混ぜます。泡立て器は必要ありません、ヘラやお箸で十分です。

記者はモノグサなので、お釜でそのまま混ぜますが、丁寧な方はボウルで混ぜてください。お釜で混ぜるときの注意点は、金属製のヘラやお箸を使わないこと（お釜が傷ついちゃいます）。

レトルトソースの量はさまざまです。水や牛乳など、水分を足して調整しましょう。お好み焼きの生地くらいのもったり感が出たら、表面をならして、炊飯器のスイッチをオン。

炊き上がったら、竹串やフォークを刺してみましょう。生っぽい生地がついてくるようなら、もういちど炊飯してみてください。

我が家の炊飯器は、ホットケーキミックス200ｇとレトルトソース1袋の場合、2回スイッチを入れます。半量だと1回で済みますが、ちょっと平べったくなっちゃう。

2回目の炊飯で、できあがり！　お釜をひっくり返すと、ポンと落ちてきます。

炊飯器の種類によっては、生地がお釜にくっつきやすいものもあります。お手持ちの炊飯器が、不幸にもくっつきやすいタイプだったときは、お釜にサラダ油を薄く塗ってから、ボウルで混ぜた生地を流し込むとうまくいきますよ。

続きましては、カルボナーラソースで作ってみます。カルボナーラはブラックペッパーとの相性がいいので、ブラックペッパーをトッピング。

こちらも、炊飯2回で完成です。白い生地にうっすらと焼き色がついて、おいしそう！

どんどん行きましょう！　次はレトルトカレーです。こちらには、卵を入れてみました。何十回もこの炊飯器ケークサレを作っているのですが、実は、卵を入れたときと入れないときの違いが、記者にはそれほどわかりません。

卵が入っているときのほうが、切りやすいような気がする……という程度なので、好みでいいと思います。

表面にゴマを振ってから炊飯しました。

この炊飯器ケークサレ、熱々でももちろんおいしいのですが、きれいに切るなら冷えてから。トースターで表面をカリッとさせると、また違った香ばしさ。

ケーキ型に切ってラップでくるめば、冷凍保存もできちゃいます。カレーに入っているじゃがいもは、冷凍するとちょっとまずくなるので注意ですよ。

具をたっぷり入れたケークサレも作れます。炒めた玉ねぎやナス、ししとうに、ベーコンにチーズ。惣菜パンやクレープに入っているようなものなら、なんでも具になる！

たとえば、ミートソースには粉チーズですよね。チーズを入れてまずくなるわけがない！　ケークサレは味付けもトッピングも自由度が高いのでいろんなアレンジが楽しめます。

炊飯器でケークサレを作る一番の利点は、焦げないことです。オーブンで焼くときのように温度や時間の調節がいらないので、失敗がなくて実にカンタン。そして、暑くない！　まだまだ残暑が厳しい中でケーキを焼くなんて、考えただけでもウンザリしますものね。

難点はまず、丸型しか作れないこと。これは仕方がありません。続いて、表面に美しい焼き色がつかないこと。炊飯器を使っているので当然なのですが、ビジュアル的には物足りません。スイッチを入れる前に、ゴマやブラックペッパー、ハーブなどを散らせば、ちょっとオシャレになりますよ。

ホットケーキミックスがなかったり、「ちょっと甘味が気になる」という方は、小麦粉でブレンドしましょう。砂糖の量を少なくすればいいだけですが、10g程度は入れてください。旨みに差が出ます。

【基本のホットケーキミックス200g程度の目安】
・薄力粉170g
・砂糖30g
・ベーキングパウダー5g

数々のレトルトソースで、この「炊飯器ケークサレ」を焼き（炊き）まくった記者、レトルトソースの他にも、意外な材料でケークサレができることを発見！　また、改めてご紹介することにいたしましょう。ケークサレばかり作っていて、肝心のお米を炊く暇がないくらいです。もう、困っちゃう。

撮影・執筆=綾部綾 (c)Pouch

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