4月13日は「喫茶店の日」。1888年のこの日、東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業したことが由来とされています。
そこでみなさんに質問。喫茶店とカフェの違いって、なんだかわかる?
ウェブサイト「カフェの楽しい歩き方」によると、保健所の営業許可区分の考え方として、一般的に「お酒を出すのがカフェ(飲食店営業)、お酒以外のメニューを提供するのが喫茶店(喫茶店営業)」という違いがあるとのこと。
【 “飲食店営業” と “喫茶店営業” の違いってなに?】
保健所に営業許可を申請する場合、喫茶店とカフェには明確な線引きがあります。「こだたま飲食・風俗営業許可申請代行センター多摩」サイトの分類によると
「飲食店営業」:食品を調理し、または設備を設けて客に飲食させる営業
「喫茶店営業」:酒類以外の飲物又は茶菓を客に飲食させる営業
これを見ればわかるとおり、「食品を調理して提供する」「お酒を提供する」というかたちを取っている場合は、営業許可区分のみで言えば、「飲食店営業」となるわけなのであります。
「飲食店営業」として振り分けられるジャンルには、レストランや一般食堂、バーなどに並び、カフェの名前が挙がっておりまして、なるほどたしかに、喫茶店の名前はありません。
【でも、お酒や調理したメニューを出してる喫茶店もあるよね!?】
しかし、お酒や調理した食べ物を出している喫茶店はたくさんありますし、喫茶店をリニューアルした結果「○○カフェ」と名前を変更する場合もあります。
つまり両者を、営業許可区分ではなく “店名” としてとらえた場合、冒頭で触れた営業許可区分としての線引きは “基準”でしかなくなるそうなの。
なんでも「喫茶店営業」許可をとった場合でも、必ず「喫茶店」と名乗らなければいけないわけではないし、またその逆も然りなんですって。
【オシャレ=カフェ、ではない】
一方みなさんの中には、「オシャレな雰囲気の場所がカフェで、古き良き雰囲気を持つ場所が喫茶店なのではないか」といった考えを持っている方も、おそらくいらっしゃることでしょう。しかし、雰囲気に抱く感想は人それぞれで、「ここからがオシャレ!」といった明確な基準はないため、これも正解ではないのです。
【結論:名前に関しては違いがなかった】
保健所に営業許可を取る際の区分を別として、お店の名前を「カフェ」にするか「喫茶店」にするかは、店主個人の趣味である場合が多いようです。
以上のことを踏まえた結論は、名前だけに関して言うと「カフェと喫茶店の違いは厳密にはない」ということでした。
ちなみに「純喫茶」は、“酒類のメニューを扱っていない喫茶店”を意味しているので、お店を選ぶ際に覚えておくといいかもよ!
参照元:カフェの楽しい歩き方、こだたま飲食・風俗営業許可申請代行センター多摩、今日は何の日〜毎日が記念日〜
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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