野生の鳥類、しかも猛禽(もうきん)類ともなると、なかなか人間に心を開くことはないのでは……というイメージがあります。しかし、たとえ野生動物であっても助けてくれた人には恩を感じるし、愛情を返してくれるのだと教えてくれるのがこの写真。
ワシミミズクと人間がハグする、という奇跡的な光景に胸がいっぱいになります。
【重症を負ったワシミミズクと彼女を支えた職員】
車にはねられて頭に重症を負い、野生動物保護施設に搬送されたアメリカワシミミズクのGiGi。いつ死んでもおかしくないほど危険な状態でしたが、スタッフの懸命な治療と看護により、奇跡的に回復しました。
その彼女のケアに当たったのが「猛禽類と話せる人」として所内で知られているDougさんでした。彼の献身的な看護にすっかり心を寄せたGiGiの姿は、ほかのスタッフにとっても驚くべきものだったそう。
Dougさんが帰省のため休暇をとった後、久しぶりに施設に出勤した日のGigiの喜びようといったら。
右へ左へと踊りだし、大きく翼を広げてDougさんに体を預けたその姿は、まるでハグしているよう!
ウットリと目を閉じ、Dougさんを信頼しきっている表情からは「会いたかったよ〜!!」というGiGiの声が聞こえてきそう。そんなGiGiを見て、感極まって泣いてしまう職員もいたそうです。
猛禽類だって、大切な人に出会えた喜びを全身で表す術を知っているのですねえ。ピュアな心の交流に、胸がジンと熱くなってしまう光景でした。
参照元:Facebook
執筆=森本マリ (c)Pouch
▼自力でエサが食べられるまで回復したGiGi。良かったね!
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