i2

スウェーデン家具のイケア(IKEA)が、アメリカとカナダにおいて、「MALM」シリーズの一部のチェストやドレッサーをリコールすると発表。

海外メディア「The NewYork Times」が報じた米消費者製品安全委員会(CPSC)のコメントによれば、その数はアメリカだけでも2900万個だといいます。

またCPSCは、これまでに少なくとも幼児6人が家具の下敷きになったことを受けての回収であり、「子供がいる家庭は特に、家具を固定しないでおくのは危険」とも言及しています。

【「今すぐ固定しなきゃ!」という気持ちになる動画】

イケアに限らずこういった事故は多いようで、日本も決して例外ではありません。特に日本は“ 地震大国 ”でもありますし、もはや家具の固定はマストと言い切ってもいいくらい!

本日みなさまにご紹介するのは、家具をしっかりと固定しておかないといかに危険か、そのことがよくわかる動画2本です。CPSCによって制作されたこの動画を観たら、背筋がヒヤッ。今すぐ家中の家具をチェックして回りたくなるに違いありません。

【実際にあった例】

1本目は、息子さんが似たような事故になりかけたという、デイビッドさんによる注意喚起動画。子供がタンスの引き出しを踏み台代わりにして乗っかったことで、バランスが崩れ、倒れてきたというもの。

幸い、倒れかけたタンスをすぐそばにあった他の家具が支えたおかげで最悪の事態を免れたそうですが、もしもそのままタンスが倒れて、覆いかぶさってきたら……想像するだけで怖ろしいですよね。
i1

【マネキンだってわかっていても怖い】

もう1本の動画では、子供が家具の下敷きになる事例を、マネキンを用いて何度も何度も再現しています。チェストや棚の上にはテレビが置いてあって、子供はそれをもっと近くで観たいがために引き出しを踏み台にしてよじ登ってしまいます。

なるほどこれはたしかに、小さな子供がいるところなら、どこでも起きうる事態! 

【テレビもしっかり固定しておこうね!】

家具と一緒にテレビが倒れてきて、体は家具の、顔はテレビの下敷きに……このような痛ましい事故が起きることのないよう、テレビもしっかり壁に固定しておく必要があるということがしみじみとわかる動画。特に液晶テレビは軽量化が進んでいて、ちょっとしたことでも倒れやすいですものね。

ほんのひと手間かけることが、あなたの大切な人、そしてあなた自身のことをも、守ることに繋がります。もしもまだ、家具やテレビを固定していないというのであれば、備えあれば憂い無し、さっそく取り付けを検討してみて!

参照元:YouTube [1] [2]IKEAThe New York Times
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼子供ってちょっと目を離すと、何をしでかすかわからないもんね