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強い勢力を維持し、暴風域を伴いながら日本に接近している台風10号。

2016年8月30日(火)午前11時14分の気象庁の発表によれば、本日昼過ぎから夕方にかけて東北地方に上陸の見込みです。また、東北地方太平洋側からの上陸は、気象庁によれば統計を取り始めてから初めてのケース。「東側からの経験のない強さの風が吹くことも考えられ、大雨に加え、暴風や高潮などに厳重に警戒してほしい」ということです。

東北地方や関東北部など、これから台風が接近、上陸する可能性のある地域に住んでいる人はできる限りの “備え” をしておくことをおススメしたいです。

【台風が接近する前にできること】

日本気象協会がまとめている、台風接近前に行っておきたい対策は次のとおりです。

・最新の台風情報を確認
・強風などで植木鉢などの物が飛ばされないよう、家の周辺を確認。屋内へ移動しておく
・窓や雨戸の補強
・床上の浸水対策
・ライフライン断絶に備える

台風の影響で、電気やガス、水道などのライフラインが断絶する可能性は否めません。特にないと困るのが水。「生活用水として使用するため浴槽に水を貯めておく」「2日から3日分ほどの飲料水の確保」だけは、今すぐにでもやっておいたほうがいいと思います。

【台風が接近してから】

台風が接近してからは、強風や大雨に巻き込まれないよう、外出はできるかぎり控えるようにしてほしいです。

外の様子が不安でも、用水路の見回り、海岸の見回り、屋外での作業は危険です。しばしば見回りに出た方が亡くなっています。

【レインコートを着よう】

やむをえず、台風の中、外出をしなければならない。そういった場合は、できるだけ傘ではなくレインコートの着用をお願いしたいです。

強い風の中で傘を開いているとご自身がケガをする危険性もありますし、壊れた傘が暴風で飛ばされると凶器になってしまいます

【早め早めの行動を】

公共の交通機関は大幅に遅れたり、道路も水没等の可能性があるので、早め早めの行動を心がけるといいと思います。

【備えあれば憂いなし】

備えはあればあるほどいいし、ありすぎて困ることはない、と私は考えます。できるかぎりの対策をして、嵐が過ぎるのを待っていただきたいです。

台風10号の最新情報や防災対策は、下記のページなどで確認できます。

参照元:気象庁NHK日本気象協会
参考リンク:Google 災害情報
Photo:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch