line

携帯電話が普及してからというもの、新年のあいさつを年賀状ではなくメールで済ませるという人が、一気に増えたような気がします。そしてLINEが普及した今は、メールではなくLINEで新年のあいさつをしているという人が、若者を中心に増えているみたい。

LINE株式会社が15歳から59歳の男女3600名を対象に行った「新年の挨拶風習」に関する調査によると、10代の約6割、そして20代の約7割が、「紙の年賀状よりもLINEで新年挨拶」と回答

10代20代では「紙の年賀状だけを送る予定」が1割を下回ったのだそう。特に、20代男性の約半数が、新年のあいさつを「LINEだけで済ませる予定」と答えていたんですって。

【友人知人に送るならわかる】

とはいえいくらなんでも、上司や先生など目上の人に対してはLINEで済ますなんてことはないよね?

そんなふうに心の内でちょっぴり心配していたものの、「目上の人には紙の年賀状を送る」と答えていた人が大多数だったので、ホッと胸をなでおろした次第。友人や恋人や家族、同僚や同世代の知り合いならば、LINEで済ませる。そういった意見が目立ちましたが、それならよくわかる!

【紙の年賀状は書きたい、書きたいんだけど…】

私は30代ですが、ここ数年友人・知人への年始のあいさつは、ほぼメールかLINE。だけどその一方で、紙の年賀状はもらうと嬉しいから書きたい気持ちはあるんです。つい楽なほうに流れてしまうクセを、いい加減にやめなければね……。

【「LINE年賀状はマナー違反」と思う相手は上司や取引先】

・いくらなんでもカジュアルすぎるような
ちなみに「LINEでの新年のあいさつはマナー違反だと感じる」という人は30%で、「『マナー違反だ』と感じる相手」の上位は「取引先(15%)」「部下(12%)」「上司(10%)」「後輩(10%)」だったよう。

私個人としては「そりゃそうでしょ! 友達じゃないんだから!」としか思えませんでしたが、調査によれば「マナー違反だと感じる相手はいない」が70%を獲得していたとか(!)。

・相手は選ぶべき!?
しかし私のように「マナー違反」だと感じる人も、世の中に少なからずいることでしょう。おそらくですが、年齢が上がるほど、そう思う人は増えていくような気がします。

というわけで、LINEでの新年のあいさつは相手をよーく選ぶべきかも? 時代の移り変わりとともに、伝統文化もかたちを変えてゆくのは仕方のないことかもしれませんが、かかった手間から深い心遣いを感じさせてくれる紙の年賀状という文化も廃れさせたくないものですね。

参照元:LINE Corporation
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch