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年始の挨拶として、昨年お世話になった方々に送る年賀状。特に上司など目上の人に送るものには、失礼のないようにしたいです。

そこで、年賀状で失敗しないようにマナーを調べました。2016年12月29日、「もうとっくに準備が済んでいるよ」という方も多いので、ちょっぴり気が引けますが……。

調べてみると、「知らなかった!」と思うようなものから、「言われてみれば、たしかに……」と思うようなものまでありましたよ〜。

【「松の内」までに届けるべし】

まず、年賀状は、できれば元日に、遅くとも松の内と呼ばれる1月7日までに届くように投函すること。

そして、年賀状に書く内容には、「謹賀新年」や「あけましておめでとうございます」など新しい年を祝う決まり文句を添えること。

これはおそらく、多くの人が知っていることと思います。お礼の言葉や変わらぬおつきあいを願う一言を書きこむのも、定番ですよね。

【「使ってはいけない言葉」があった】

写真の入った年賀状印刷などでおなじみ「富士フイルム」ウェブサイトによると、メッセージに使ってはいけない言葉があって、それは「忌み言葉」なのだとか。

忌み言葉:不吉なできごとを連想させる言葉のこと
「去年」は「去る」「離れる」を連想させるので良くないので、「昨年」や「旧年」を使うこと。そのほか「切れる」「落ちる」「終わる」「離れる」なども避けたほうがいいんですって。

また、カジュアルな年賀状で使われる “A Happy New Year”。以前 Pouch で、冒頭の “A” は不要という記事を公開しています。こちらも参考にしてくださいね。

【そのほか避けるべきことは?】

また、年賀状を毎年運んでくれる「郵便局」のウェブサイトには、次のようなルールが紹介されておりました。

・上司など目上の人に「賀」など1文字、または「賀正」「迎春」など2文字の賀詞を書くべきではない。「謹賀新年」といった4文字ならば、相手への敬意と丁寧な気持ちを表すことになる

・「新年あけましておめでとうございます」は、「新年」と「あけまして」の重複になるという見方もあるので避けた方がいい

・1月7日(地域によっては1月15日)を過ぎてから2月3日(立春の前日)までに投かんする場合は、「寒中見舞い」とするのが一般的

また、昔は「、」や「。」などの句読点は年賀状には入れないのが正式だった、という習慣があったとも。現代では読みやすさを優先して、句読点や改行を入れてもかまわないという書かれていましたが、気になる場合は「句点の部分で改行」「読点で1文字開ける」など、書き方を工夫してみて。

もう出してしまったという方は、来年の参考にしてみてくださいねーっ!

参照元:富士フイルム郵便局
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch (c)Pouch