結婚前に1度、同棲しておくといい。このアドバイス、たま~に耳にしますが、さてみなさんはどう思うでしょうか?

「アニヴェルセル総研」が全国の23歳から39歳の既婚男女600名(男性女性各300名)を対象に行った「同棲に関する調査」によれば、結婚前に同棲していたという人は全体の33.8%。一方で、半同棲していたと答えた人は14.7%、同棲はしていないと答えた人は51.5%だったようです。

およそ3割が同棲経験がある。そう聞いても「たいして驚かない」という方も少なくないでしょうが、20代の既婚男性の結果を見るとビックリするのでは。

この年代では、男性の約半数にあたる46.2%が「同棲していた」と回答、また「半同棲していた」(19.2%)と合わせると、同棲経験者が65.4%に! 結婚前に同棲していた20代男性は思いのほか多いことが判明したのですっ。

【85.7%の男女が「同棲してよかった」と回答】

「同棲していた」と回答していたみなさんにその感想を聞いてみたところ、「とても良かった」と答えたのが全体の39.9%。次いで「良かった」が45.8%で、多くの人が同棲生活に満足していたことが見てとれます。特に20代既婚女性は「とても良かった」と50%が回答、満足度が高いようです。

【結婚したい相手とは同棲しておいたほうがいいよ!】

実はわたしも20代前半に恋人と1年間ほど同棲していたことがあるのですが、今振り返ってみれば、あれは非常に得難い経験だったと思うのです。

当時のわたしと彼は、いうなれば “頭の中がお花畑” 状態。「好き好き大好き!」という互いの思いが爆発するかたちで同棲に至ったため、はじめの3カ月くらいは完全に新婚ごっこ。おままごとのような生活を送っていたように思います。

【同棲=リアルな「生活」】

しかし同棲は、おままごとではありません。掃除に料理など家事全般をこなさなければ生活は成り立ちませんし、お金のこともうやむやにせずきっちり話し合っておかないと、後々トラブルへと発展します。

なにより、長らく一緒の空間で寝食をともにするにあたってストレスになるかならないか。暮らしているうちにこの点がハッキリわかってくるので、結婚前の同棲はぜーったいにしておいたほうがいい! 経験上、わたしはそう強く思うのであります。

【20代のほうが現実的なのかも…】

今回のアンケートでは、30代よりも20代のほうが同棲経験のある人が多いことが明らかになっておりましたが、ひょっとしたら20代のみなさんのほうが「リスクは極力少なく!」という思いがより強いのかしら? 

いずれにせよ、結婚を意識する相手とは少しの期間でいいので一緒に暮らしてみることをおススメします。知らなかった一面が見えてくるという意味では、一緒に海外旅行へ出かけるというのもおススメの方法です。「いざというときどうするか」など、各シーンで人間性が如実に表れますので、ね。

参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ(c)Pouch