厳かなムードのなか、讃美歌『神のみ子は今宵しも (Oh Come, All Ye Faithful)』を歌っていたのは、デンマークの「ヘアニング少年合唱団」のみなさん。小学生くらいの子から青年まで、幅広い年齢の男の子たちが美声を披露してくれています。
もしも彼らに、世界でもっとも辛い唐辛子のひとつ「ブート・ジョロキア」を食べさせ、そのまま歌を歌わせたらどうなるのか。
このあまりにも “おバカすぎる” 実験を行ったのは、デンマークで活躍するコメディアンでミュージシャンの、チリ・クラウス(Chili Klaus)さんです。自ら “唐辛子バカ” を名乗るクラウスさんも合唱団に交じって、共に歌い、共に唐辛子を食べる……そんなおバカな実験動画、YouTubeで公開されていました。
【唐辛子を食べた途端に変化が】
途中までは、何も食べないまま歌を歌ってくれた合唱団のみなさん(と、クラウスさん)。
曲がいったん止み、指揮者の男性が懐から「ブート・ジョロキア」を取り出して合図。するとみんな一斉に唐辛子をガブリ。
すぐさま様子に変化が見られて、目をぱちくりさせる者に咳込む者、涙を流す者などが、そこかしこに現れ始めたではありませんか。
【悲惨な絵図と思いきや、ちょっとなごんでるようにも】
幼い子たちが真っ赤な顔をし必死の形相で辛さに耐えているところを観たら、だんだんかわいそうにも思えてくる……。
ついでに1人だけ余裕しゃくしゃくなクラウスさんに対してもジワジワ腹が立ってきて、「なんでこんなことさせるの!」と小一時間問い詰めたい気持ち~!
でも、「うわー辛っ!」と笑ってしまう男の子もけっこういて、厳粛なコーラスとは違った、ほんわかしたムードも漂います。
ゲホゲホせきこむ音は聞こえるけど、結局最後まで歌いきる合唱団。少年や若者たちとはいえ、そのプロ意識はけっこう感動ものだよ!
【オーケストラバージョンもあるってよ】
ちなみにクラウスさんの唐辛子を使ったおバカ実験はシリーズ化しているようで、2014年にはデンマーク国立室内管弦楽団にも唐辛子を食べさせて、そのまま演奏してもらっていたようなんです。
こちらの動画もYouTubeに公開されておりまして、合唱団のみなさん同様に大変気の毒な目に遭っています。観ているだけで口の中が辛くなってくるので、傍らにお水でも用意しつつ、ぜひあわせてご覧になってみてくださ~い!
参照元:YouTube[1][2]
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼まずは合唱団篇からどうぞ(みんなの喉が心配)
▼続いてデンマーク国立室内管弦楽団篇
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