「アラサーだし、そろそろ上品な洋服を着た大人の女性に変身したい! 」

と、ある日突然思うことありませんか? 私はあります(真顔)

だからといって、お金もセンスもないし、アパレルの店員さんに相談するのは苦手だし……。そんな時に見つけたのが「エアークローゼット」というサービスです。

エアークローゼット(※以下エアクロ)は、なんとプロが自分にぴったりなオシャレな洋服を選んでレンタルしてくれる、シンデレラにかけた魔法みたいなサービスなのです。

ということで、オシャレセンス皆無の私が、レギュラーコースを2ヶ月挑戦。正直に感じたメリット&デメリットをお伝えします。

【ざっくりとルール&金額の説明】

・洋服は上下で使える1セット+1点(合計3点)を送ってくれる
・担当スタイリストが好みを分析しコーディネートしてくれる
・気に入れば会員価格で購入可能
・送料、クリーニング代不要
・返却期限なし

金額は、大きく分けて3種類。
・ライトコース:1ヶ月 1回(3着)だけ6800円
・レギュラーコース:1ヶ月借り放題 9800円
・レギュラーおまとめパック:3ヶ月〜 28,400円

【最初の情報入力だけちょっと大変かも】

登録して最初に行うのは、自分のファッションに関係する情報をすべて送ること。スリーサイズだけじゃなく、体系の特徴、好きな色、挑戦したい系統(明るい、個性的、優しい系、まじめ)などを精密に入力。

けっこう時間がかかるけど、このおかげでサイズが合わない洋服が送られてくることはありませんでした。また、1度借りたものを返却すると、次のセットが自動的に送られてきます。それでは、メリット&デメリットを紹介します!

【メリット① 1回でも借りたら元は取れる】

洋服のブランドは百貨店で取り扱われているものが多く、1着8000円〜1万5千円ほど。なので、1回レンタルしただけでレンタル代9800円の元は簡単に取れます。ちなみに2ヶ月挑戦して私が借りた回数は4回。洋服合計数は12着でした。

【メリット② 新しい自分に出会うのは刺激的】

送られてくる服はスタイリストが選んでくれたもの。だから普段全く着ないテイストなうえに、ちょっぴり高級。袖を通すだけで気持ちが高まります。おまけに鏡に映った自分は普段とは違う大人っぽい女性に大変身! にに似合う…のか?

自分は見慣れないけど、思い切って会社に着ていったり、友人に会ってみました。すると「それかわいいね!」「今日オシャレ」と、褒められることが増えたではありませんか。これが「オシャレ楽しい」というやつなのね。

【メリット③ 続ければ続けるほど良い!】

どんな洋服が届くか全く想像できないのが、このサービスの楽しいところ。その分ハズレた時のショックは大きいけど「これは苦手です」と伝えれば次回からちゃんと改善してくれます

私の場合はレンタルして3回目から、スタイリストさんと息が合うようになりました。

【デメリット①ファッションに合う小物がないと苦労する】

さて、お次はデメリットです。送られてきた洋服でコーディネートしようとして最初に困ったのが小物です。合わせる靴やバッグがない! 普段リュックやスニーカーで通勤している私が、大人っぽいファッションを着ると「オシャレ」から転げ落ちて超へんちくりんに!

これはまずいと小物関係を買いに行った結果、無駄に出費。ある程度オシャレ基盤があるほうが◎です。

【デメリット② どの洋服も使用感あり】

送られてきた洋服はどれも綺麗なものの、糸がほつれていたり、毛玉があったりと、使用感は否めません! ちなみに異臭などは感じなかったです。

【デメリット③ 汚せない不安で外出しない日々に】

エアクロで借りた服に汚れや破損があると、修繕費用or弁償金が求められることがあります。自分で洗濯するのも不可。なので、私の場合は夜の外食は控えまっすぐ家に帰る日々。せっかくオシャレしたのに……。

お金が節約できたメリットもあるけど、常に「汚してはならん」という緊張感で気苦労が絶えませんでした。でも洋服を大切にするってここまで気を遣うだね……学びました。

【気が付いたこと:何歳でも楽しめるサービスかも】

今回チャレンジして、最もピーンと着たのは何歳がやっても楽しめそうだ!ということ。提供される洋服は上品な質の高い洋服が多く、20代〜50代くらいのひとでも幅広く楽しめるファッションレンタルサービスと感じました。

だけど私は今回、悩んだあげく退会。理由は、あちこち出歩く仕事なのに「汚したら」という不安で動けずライフスタイルに合っていないと感じたから。そして、ファッションで大事なのはスタイルだと知ったから

オシャレな服を綺麗に身につけるには、ぽっこり腹をなんとかしないと!! と今回自覚。「モデルの仕事って尊いんだな」と学べました。いうことで、痩せて、仕事が落ち着いたらまた挑戦したいと思います。

(完)

参考リンク:airCloset
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch