毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」です。

Pouchでは担当ライターが体を張ってぼっちの限界に挑み、ぼっちの可能性を広げるべく、世の中のさまざまな場所でぼっちでも楽しく過ごせるかどうかを誠心誠意、検証しています!

今回は、はとバスの「ホストクラブツアー」です!

テレビでも度々紹介される「今宵の貴女はシンデレラ」ツアーは、ホストがバスガイドしながら、新宿歌舞伎町のホストクラブへ行くというもの。

正直、ホストって怖いイメージしかない! けどホスト体験をしたら見方が変わるかも……ということで、ひとりでガチ体験してきました。

【お客さん、めっちゃウキウキしてる】

集合時間の17時に東京駅近くのはとバス乗り場に到着。「ランドマークツアー」「夜景ツアー」の中から、「今宵の貴女はシンデレラ」のバスを探し出し、チケットを乗務員にみせて乗車。


基本的にマダムが多く、運動靴からヒールに履き替え「若い子と飲むの楽しみ〜!」「何話そうかな♪」とルンルン楽しそうな人ばかり。ビビっている私に「せっかくなら楽しまないとね」と声をかけてくれる人も。なんでみんな余裕なんだ…!!

【まずは豪華ホテルバイキングへ!】

すぐにホストクラブに向かうと思いきや、まずはバスに乗ったまま江戸城をぐるっと10分ほど観光し、ホテルで豪華なバイキングタイムです。

ちなみに、ぼっちは優先的に食べ物から近い席に案内されます。これならテーブルに荷物を置いたまま離れても安心。豪華なバイキングを食べまくりです♪

しかーーし、ここでショックな出来事が! なんとお酒はホストクラブで飲むためここではアルコール禁止

90分のディナータイム中、話す人もいないので30分でおなかいっぱいになり、残り60分はぼーっと外を眺めて終了しました。

【ホスト、襲来】

食事を終えてホテルから出ると、はとバス前に超派手なイケメン男性が3人が手を振って笑っているではありませんか! ……そうです、ホストです。

はとバスの旗をひらめかせて、ホストクラブを楽しむためのマニュアル、所属ホストの顔写真が掲載された冊子、オリジナルライター、DVDを手渡しされます。が、この時はホストと目を合わせる余裕なし!

【ホストのバステクニックに感動】

ド派手なホスト3人のバスガイドがスタート。乗務員さんからマイクを受け取った瞬間、車内の空気がガラッと変わりました。

飽きのこないマシンガントークに、客からの反応をうまく使って笑いに変え、緊張している車内をあっという間にほぐすホストたち。とにかくトークテクニックがすごい。さらには誕生日のお客さんに、プロ顔負けの美声でオリジナルのバースデーソングをアカペラで披露するではありませんか。

ホストってなんだかスゴイ仕事なんじゃないの?

【ホストクラブの別世界感がヤバい】

バスで移動し、19時半ごろ新宿のホストクラブ「RMG-TOKYO-」に到着。ついにホストクラブ入店です。窓もない暗い空間に妖しく光る赤い照明の中、ビシッと決めたホストたちが総出でお出迎えしてくれます。

あまりの迫力に、正直「帰りたい!!」と心で絶叫。もし友達と来ていたら不安は無くなりそうだけど、こちらは孤独なぼっち。ガクガクブルブルと不安を抱えたまま、店の一番奥のテーブルに案内されました。そして1時間限定のホストクラブタイムが始まったのです。

【はとバス限定の乾杯コール「ぽぽっぽっぽ♪」】

緊張で死にそう……途中で帰れるのかな…と思っていると、ホストクラブ名物「シャンパンコール」が始まりました。しかもはとバス限定。そのコールが……

ぽぽっぽっぽ♪ぽぽっぽっぽ♪
わっしょいわっしょいわっしょい♪
素敵な(素敵な)はとバス(はとバス)
それじゃぁ(それじゃぁ)いっちゃいますか(いっちゃいますか)
はとバスツアーからようこそ!RMG!

的な感じで、ホストがマイクでパフォーマンスしながら、ピョンピョン跳ねて、ハンカチを振り回して、店をぐるぐる周って乾杯していきます。

ひええええええええ!と、最初は戸惑っていたものの、「ぽぽっぽっぽ♪」という響きに自然と笑っていまい、いつのまにかホストと普通に会話を楽しんでいる自分がいました。

【ホスト最初のイメージとガラッと変わる】

指名しない限り、ホストは3分ごとにチェンジします。私は合計8名のホストと話せました。好きなタイプを聞かれることが多かったのですが、私が話したいのはそれじゃない(真顔)!!


ホストのみなさん、化粧めっちゃ上手すぎるよ! 化粧のテク教えてくださーいっ!!

ヒゲはなく、お肌は陶器のようにツルッツル、ノーズシャドウをいれて、顔の輪郭をだしている人はもちろん、アイプチ・カラコンをバッチリ使いこなしているのです。そして髪の毛さらっさら。

「お金をかけてくれるお客さんのために、こちらも自分にお金かけないとね」とホストの努力を知り、自分の日頃のメイクを反省しました。

【総括:ホストツアーは孤独を感じないが…!】

はとバスのホストクラブツアーぼっちで参加すると毎回「おひとりのお客様はこちら〜」と優先されるので、団体に遠慮することなく楽しむことができました。ちなみに帰りは、ホストクラブで延長する人はその場に残り、そうでない人はバスで帰れるので安心です。

また、ありとあらゆるホストテクニックを体験した結果、ホストにハマる理由が少しわかった気がします。名刺を渡すときに手を握ってくる人や、女性みたいに美しい男性がものすごく顔を近づけてくるなど、現実で起きないことがめちゃくちゃ起きるのです。その衝撃たるや、家に帰っても脳裏に焼きついて離れません(ぽぽっぽっぽーダンスも)。

「はとバスホストクラブツアー」の金額は全て盛り盛りで9800円。この値段、高くなかったと思います。

孤独度:★
快適度:★★★★★
異次元度:★★★★★★

参考リンク:はとバス 今宵の貴女はシンデレラ
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼15秒後、ホストが全員私のカメラをみます。そして私はパニックになります

▼黄色い旗をはためかせ、歌舞伎町にあるお店「RMG -TOKYO-」へ。横断歩道を渡って向かいました。

▼ひたすら優しくされる→なにかお返しをしてあげたい→そうだボトル入れようという感じでハマる気がする…

▼ちなみにとにかくLINE交換しましょうと言われるよ〜

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]