「使ってみればわかる!」「あきらめてない? つややかな髪」……なんてキャッチコピーが躍るヘアケア剤のTVコマーシャル。目を奪われつつも、「でも、あれはCMだから」と割り切って考えている皆さんも多いのでは?

事実、CMに出てくる美しい髪は作り物であることも多いよう。それを明かしたのは、アメリカのヘアケアブランド、SUAVE (スアーブ)。「クレイジーなテレビCMのトリックを公開!」としてCM撮影の裏側をYouTubeに公開しているんです。

【CG、付け毛……CM撮影の裏側を公開】

CMでよくあるのが、髪がさら~っとなびく映像。スアーブが公開した動画を見てみると、あれはCG撮影だったよう。クロマキー合成のために緑色の全身タイツを着た人が棒を使ってモデルの髪を一生懸命かきあげているのがわかります。

いっぽうで、仰向けになっている女性のロングヘアが美しく流れている映像。こちらもよくあるものですが、CM撮影では長~いウイッグをつけていることがわかります。

広告を作る際、商品に夢を持たせるのは大切なことですが、だからといってこれはアリ!? いろんな手法を駆使してフェイクを作っているようにも思えるし、撮影したモデルたちも髪を痛めてかわいそう。

【スアーブの主張とは?】

これに異を唱えたのがスアーブ。スアーブのCMのモデルは全員、地毛のまま登場しているそう。彼女たちはスアーブのシャンプー剤で髪を洗ったり、ヘアケア剤を使ってセットするだけ。

「女性たちの髪はそのままでいいし、なりたい髪をかなえるための商品がスアーブにはそろっている」というのがスアーブの主張で、動画のコメント欄には共感の声が寄せられています。

作り物とはわかっていてもけっこう衝撃的なヘアケア剤CM撮影の裏側。皆さんも参照元からのぞいてみては? 今後、シャンプーのCMなどを見る目がちょっと変わっちゃうかも……!?

参照元:YouTube
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

▼CG、付け毛……ヘアケア剤CM撮影の裏側にはトリックがいろいろ!

▼スアーブのCM。たしかにモデルたちは自分の髪をそのまま披露してる!