岩波文庫などでおなじみの出版社、岩波書店のマークといえば、19世紀のフランスの画家・ミレーによる「種まく人」の絵。
それがなんといま岩波書店のホームページに行ってみると、「種まくトトロ」に変わっているではないですか~っ!!
手描きのトトロがあたたかみがあって、ほのぼの癒される~! でも、どうして創業から長年使われてきたマークがトトロになっちゃったの……?
【実は宮崎駿監督の描きおろしイラストだった!】
2018年5月29日、あるツイッターユーザーが「岩波書店の種まく人がトトロになっている」という内容のツイートを投稿。これに対し、岩波書店の公式アカウントは
気付いていただき嬉しいです! 「種まきトトロ」は宮崎駿監督の貴重な書き下ろしです。
と回答。まさか、宮崎俊監督の描きおろしであったとは……! サイトのトップページでは「岩波書店」の下に「IWANAMI + GHIBLI 」という文字もちゃんと加えられています。
【映画のあの場面を思い出しますよね】
種まきといえば『となりのトトロ』の作中にも種をまくシーンが出てきますよね。サツキ、メイ、トトロで畑に種を植えると、すぐさまニョキニョキッと芽が出てどんどん成長していく……。トトロの不思議な力が感じられるとても素敵な場面です。
岩波書店のロゴにはトトロしかいませんが、種を蒔いたそばから芽が伸びていて、あのシーンを思い起こす人も多いのではないでしょうか。ツイッターでは「夜中に踊らないと芽が出ません」なんて言っている人も。
【「種まくトトロ」に変わった理由は?】
それにしても、なぜ突然「種まくトトロ」に変わってしまったのでしょうか? これはどうやら5月29日に岩波書店から発売された『トトロの生まれたところ』という本と関係がある様子。
現在、岩波書店のホームページではこの本の特設ページも設けられており、宣伝のためにこのトトロマークが使われていることが考えられます。
『トトロの生まれたところ』は
「映画『となりのトトロ』の舞台となった所沢。本書では、所沢に住む草好きの宮崎朱美さんが四季折々の自然の魅力や植生を、繊細で美しいスケッチと日記を通じて紹介。また、当時宮崎駿監督が思い描いたトトロの世界が、そのまま映し出されたイメージボードを、所沢への今の想いを語った監督インタビューとともにお届けします。
という内容の一冊だそうで、トトロマークをきっかけに本書を知った人からは「本屋で見つけてみよう」といった声もあがっています。
【岩波書店のホームページをチェック!】
ロゴマークが変わると印象がガラリと変わってなんだか新鮮! 宮崎駿監督の描きおろしというレアなイラスト、皆さんも岩波書店のホームページでチェックしてみて。トトロのとぼけた表情がかわいくて、細部までまじまじと見入ってしまいますよ~♪
参照元:岩波書店『トトロの生まれたところ』特設サイト、Twitter @Iwanamishoten
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch
▼岩波書店のツイートより。Twitterのアイコンもトトロに!
気付いていただき嬉しいです! 「種まきトトロ」は宮崎駿監督の貴重な書き下ろしです. https://t.co/EzJ91iUrg4
— 岩波書店 (@Iwanamishoten) May 23, 2018
明日にはもう大木になっているかも https://t.co/5yFJpj16df
— 岩波書店 (@Iwanamishoten) May 29, 2018
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