動かずとも、世界はおろか宇宙や架空の国まで、さまざまな場所へと連れて行ってくれる本。読書の秋、行楽の秋、本を読んで旅気分を味わうにはちょうどいい季節かもしれません。

そこで参考にしたいのがキュレーションサービス「hontoブックツリー」が厳選した “旅に出たくなる本” です。

架空の国を旅する幻想文学の世界へどっぷり浸ってみませんか?

【本を読んで旅に出よう】

hontoのサイト上で書店のように “本との出会い” を想像するキュレーションサービス「hontoブックツリー」。ブックキュレーターによる

「この世界とは何もかもが違う、架空の国を旅できるのが読書の醍醐味のひとつです。そして “幻想文学” とは夢物語ではなくどこか硬質で深みがある世界観なので、最初はあり得ないと思っていても、いつの間にか入り込んでしまっています。読書を途中でやめられなくなることが必至なので、お休みの日にどっぷり浸かってみるのがオススメです」

といった言葉と共に「旅に出たくなる本3選」を紹介しています。

【旅に出たくなる本3選】

1. 『はてしない物語』

ミヒャエル・エンデ(著)、上田真而子・佐藤真理子(訳)/ 出版社:岩波書店

この本の主人公は私だ。本作は、物語を読み進めてゆくごと、そのような錯覚を覚えさせる作品といえるんじゃないかと思います。

物置で少年が夢中になって読んでいる本の中の国は「虚無」に侵されて壊滅状態。本の中で繰り広げられる冒険に見入っているうちに、やがて少年は本の中に入り込み、その国を救おうと動き出します。人生の縮図ともいえる主人公の旅、読むことで体験できますよ。

2. 『黄金時代』

ミハル・アイヴァス(著)、阿部 賢一(訳)/ 出版社:河出書房新社

本作は “架空の島についての報告書” として書かれた物語。前半は旅行記、後半はその島に伝わる本に書かれていた物語の紹介……と前後で構成がガラリと変わります。

現代のチェコを代表する幻想文学の作家にして、詩人でも哲学者でもある著者のミハル・アイヴァス。彼の最高傑作とも称される世界を旅するように楽しんで。

3. 『見えない都市』

イタロ・カルヴィーノ(著)、米川良夫(訳)/ 出版社:河出書房新社

マルコ・ポーロがフビライ・ハンに “今まで旅をしてきた話” を聞かせるという流れで進行する本作。さまざまな空想都市の不可思議な描写に魅了されて、いつしか “この世には存在しない架空の世界” へといざなわれていることでしょう。

連作短編として読むこともできるので、まずは本作からトライするといいかも!

【キャンペーンもやってます】

「hontoブックツリー」では、そのほか2冊の「旅に出たくなる本」を紹介中。

またツイッターでは「【#hon読】#旅に出たくなる本 ツイートキャンペーン」を実施中です。

参加方法はとってもカンタンで、

1. honto公式アカウントと読売新聞の読書情報「YOMIURI BOOK STREET」公式アカウントの両方をフォロー
2. ハッシュタグ「#hon読」「#旅に出たくなる本」の2つを付けて「旅に出たくなる本」をツイート

の2ステップで完了! 抽選で1名にホテルニューオータニのギフト券5万円分、10名にhontoポイント5000円分(※紙の本にも電子書籍にも利用可能)が当たります。

対象期間は2022年10月27日から11月9日23時59分まで。運試しに参加してみてはいかがでしょうか。

参照元:プレスリリース、honto(1)(2)
執筆:田端あんじ (c)Pouch