アメリカで2018年9月17日に開催されたエミー賞の受賞式。アメリカのテレビに貢献した人々を表彰するこの場で、会場を大きく沸かせたハプニングがあったんです。それは……ステージ上での公開プロポーズ!
バラエティスペシャル部門の監督賞を受賞したグレン・ワイス氏、言っちゃなんですが、見た目はけっして「イケメン」ってタイプではありません。でも、求婚の言葉を真摯に、そしてときにユーモアを交えてスピーチする姿はめっちゃイケメン。ハートがもう、イケメン!!
会場の人々だけでなく、この様子を見た世界中の人々があたたかな気持ちになったことでしょう。
【「なぜ恋人って呼んでくれないの?」その答えは……】
まずは受賞について、スタッフや娘たちへの感謝を語ったワイス監督。そのうえで、2週間前に最愛の母を亡くしたことを告白し、ほろ苦い受賞となったことを述べます。そして、その悲しいときに支えてくれた恋人・ジャンさんへの感謝の気持ちを伝え、こう続けました。
「どうして僕が君を『恋人』と呼ばないのかって、いつも訊いてきたよね。それはね、僕が君を『妻』と呼びたいからだよ」
……どうですか、このプロポーズの言葉! もうこれ自体がテレビドラマか映画のひと幕じゃないですかっ!! 会場からも「フォーーーーーーーッ!!」というスタンディングオベーションが鳴りやみません。
【前代未聞のサプライズプロポーズに世界が祝福】
プロポーズを受けたジャンさんの、感極まったリアクションも完ペキ。『信じられない……!』といった様子で「オーマイガー」と叫び、手で胸を押さえるのです。ああっ、これ、よくゆりやんレトリィバァがやってるやつーーー!!
大興奮の会場の中、ジャンさんが壇上に上がると、ワイス監督は指輪を取り出しました。
「この指輪は、67年前に僕の父が母にはめたものだよ。あ、兄さん姉さん、指輪はけっして盗んだわけじゃないよ。父さんは僕が持ってるって知ってるからね」
とジョークを言ってから、まっすぐにジャンさんを見つめてこう告げます。
「この指輪を、この大勢の人々の前で――そして僕の母と、君の両親が天から見守っている中で、君につけたいんだ。僕と結婚してくれる?」
そして、ジェーンさんの左手薬指に指輪をはめ、ひざまずきました。ジェーンさんの返事はもちろん「イエス」。幸せオーラ全開のふたりに、誰もが祝福を送った瞬間でした。
こんな公開プロポーズは前代未聞なのでは? 無事成功してよかったよかった! 人生における一大イベントともいえるプロポーズ、このぐらいインパクトのある方法で、最愛の相手に求婚してみるのもアリかもしれません。
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