オーストラリア・シドニーで、夫と2人の息子と暮らすサンドラ(Sandra)さんは、新生児専門のフォトグラファー。
もともとは8年ほど高校の先生として働いていたサンドラさんですが、2人めの息子を出産した際に今後の人生を考え直し、自分の夢に向かって進むことを決意したのだそう。
カメラを買い、たくさんの教室やワークショップに参加して、およそ1年前に新生児を撮影する写真家としての道を歩み始めたといいます。
【あまりにもポージングが上手なので…】
サンドラさんのホームページやインスタグラムにはたくさんのベビー写真が並んでいて、どの子もみ~んな穏やかな表情。ポージングはさまざまで、中には頬杖をついてスヤスヤ眠っている子もいるから驚かされます。
新生児に写真用のポーズが取れるとは思えず、一瞬だけ「この赤ちゃん写真、フォトショ加工じゃないのかな!?」な~んて疑ってしまったのですが、撮影の模様をとらえた動画を観れば変な加工など一切ないことは明らか。
どうやらサンドラさんは、赤ちゃんたちをリラックスさせ、うとうと眠りにつかせた後に、体の向きや手のかたちなどを調整しているようなんです。
【赤ちゃんたちがリラックスするための努力は惜しまない!】
サンドラさんにポーズを調整されても、赤ちゃんたちは起きる気配がないどころか、終始されるがまま。そもそも体がヨガの達人のように柔らか~いので、ちょっとやそっと動かされるくらいじゃ、さほど気にならないのかもしれません。
なかなか寝てくれない子には、自分の手を “ゆりかご” に見立てて体を支えつつゆったりと揺するようにしてあげるなど、新生児撮影以外では決して見ることができないであろう “技” まで披露。こういった努力があってこそ “奇跡の1枚” が完成するのだと思うと、感服せずにはいられないんです。
【BGMにも気を使っているのかな?】
もうひとつ気になったのは、撮影の際にいつも聞こえてくる「スーッスーッ」という寝息のような音。
赤ちゃんたちがたてている寝息だと思ったけれど、いつも同じ音が鳴っているようにも感じられるので、もしかしたら赤ちゃんがリラックスできるように寝息に似た音を室内に響かせているのかも?
【上の子たちへの配慮もバッチリ】
また兄弟一緒の撮影の際には、上の子たちが笑顔でいられるようにコミュニケーションを怠らないなど、配慮を忘れないサンドラさん。きっと自分も2児の母だからこそ、子供たちの気持ちに寄り添った撮影ができるんだろうなぁ……。
被写体も写真家も、それを見ている側までもが幸せになれるだなんて、どれだけハッピーなの! きっとこのお仕事は、サンドラさんにとっての天職だったのでしょうね♪
参照元:Photography By Sandra、Instagram @photography_by_sandra
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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