野菜ぎらいの子どもを持つ、全国の皆さん~! 毎日のごはん作り、お疲れさまです。我が家の5歳になる息子もまぁ、苦手な野菜が多いのなんの。たくみに野菜だけ選り分けられた皿を前に、「どうすれば食べてくれるんや……」と遠い目をしてしまうこともしばしばです。
でも、この問題、悩みすぎなくてもよい場合も。今回ご紹介するカゴメがおこなった調査によると、子どもの野菜嫌いは年齢が上がるにつれて解消され、だんだん好きになっていく傾向にあるようなんです。これは野菜嫌いの子どもを持つ親にとっては、少し気がラクになるニュースかも。
【年齢が上がるにつれ野菜好きになる傾向に】
カゴメが公表したのは、全国の3歳~12歳の子を持つ女性4382名に対し実施した「子どもの野菜に対する意識調査」の結果。
野菜が好きかという質問には、「好き・やや好き」と回答した子どもは全体の52.2%。
年齢別で見てみると、「幼稚園・保育園(3~6歳)」は49.4%、「小学1~3年生(7~9歳)」は53.1%、「小学4~6年生(10~12歳)」は54.1%だったそう。
これを見ると、年齢があがるにつれて野菜を好きになる傾向にあることがわかります。
【野菜好きの子でも…嫌いな野菜はあるみたい】
とはいえ、野菜好きの子でも、何でも食べるといったわけではない様子。
野菜を好きと認識している子どもの母親に「嫌いな野菜があるか」を質問したところ、74.1%が「嫌いな野菜がある」と回答。
【子どもの嫌いな野菜1位はなす】
ちなみに、子どもたちの嫌いな野菜上位3位は、1位「なす(24.4%)」、2位「生しいたけ(22.2%)」、3位「ピーマン(20.0%)」という結果に。
たしかにうちの息子もなすは嫌い。「噛むと変な汁が出てくる」のがイヤだそうです(本人談)。大人からしたらなすなんて最高においしいのになぁ……。
【食体験を重ねることで好きな野菜は増えていく!】
今回の調査結果を受けた日本食育協会の本多京子先生のコメントによると
「野菜には、それぞれの野菜特有の色あいや香り、味、歯触りなどがあります。それらはすべて栄養素のためなのですが、香りが強かったり、渋みや苦味があったり、噛んだ時に硬かったり、ぐにゅっとするなどの舌触りがあると、食体験の少ない子どもは拒否反応を示し、野菜嫌いにつながりやすくなります」
とのこと。幼児期からいろいろな野菜の食体験を積み重ねることで、食べられる野菜の種類が増えていくことも多いのだとか。たしかに現在9歳の上の子どもは今はもうほとんどの種類の野菜は食べることができ、なすやしいたけもおいしいと言って食べています。
食の好みはなかなかむずかしい問題ですが、あきらめず、無理強いせず、これからも気長に野菜の食体験を積み重ねていくことが大事なのかもしれません。
カゴメによる今回の「子どもの野菜に対する意識調査」。さらに詳しく調査結果を知りたい方は参照元からご覧になってみてくださいね。
参照元:プレスリリース
画像:Pouch編集部
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch
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