ついについに! 来ましたね! 待ちに待った、新海誠監督の最新作『天気の子』特報映像が!
『君の名は。』から早3年。たった60秒の映像にも「新海作品」のみずみずしい魅力が隅々まで詰め込まれていて、ブワーッと心を持っていかれてしまいました。あの雲の上から見た世界を早く観たい。
RADWIMPSと再タッグを組むこともあきらかになり、SNSには喜びの声が溢れていてました。特報映像で新曲『愛にできることはまだあるかい』が流れ始めるタイミングも素晴らしく、作中での使われ方が今から気になってしかたありません。
実は私、新海誠監督初の劇場上映作品『ほしのこえ』をリアルタイムに劇場で観た17年来のファンなのです。というわけで、特報映像を観た上で個人的に気になるポイントをあげてみたいと思います!
【ふたりの出会いは?】
映画『天気の子』公式サイトであきらかになっているのは、主人公の少年・帆高(醍醐虎汰朗さん)が離島から家出をして東京に来ており、オカルト雑誌のライター業で生活していること。
そしてもうひとりの主人公である少女・陽菜(森七菜さん)は、何かしらの事情があり、弟と2人暮らしをしていること。一体このふたり、どうやって出会うんでしょう?
特報の途中、廃ビルのような建物の非常階段を陽菜が登っていくシーンや、おそらく同じ建物の内部と思われる場所が映っていて、屋上には神社があるようす。
『君の名は。』で、主人公の瀧と三葉を繋ぐ鍵となったのは宮水神社の御神体がある場所だったので、今回もこの廃ビルのお社が2人の出会いなど何かしら重要な役割を持っているのかも……?
【過去作の登場人物は出てくる?】
『君の名は。』に登場した古典教師・ユキちゃん先生は、前作『言の葉の庭』の主人公である雪野百香里でした。『天気の子』には、そういった過去作品の登場人物は出演するのでしょうか。
特報では、どこかの窓辺にいる陽菜のバックに、新宿界隈のランドマーク「ドコモタワー」そっくりのビルが映っていますし、代々木〜新宿の駅周辺が登場する可能性も高いと思います。
そうなると、そのどこかに瀧や司、奥寺先輩……ひょっとすると、代々木駅のホームにいる三葉の姿も観られるかもしれませんよね!? 現時点では確認できませんでしたが、ひっそり期待しておきます♪
【早くも「聖地巡礼」組が!】
新海作品の特長としてあげられるのが、美しく精緻な風景描写。そのため、モデルとなった場所の特定が容易であり『君の名は。』以前からファンによる「聖地巡礼」が定番です。
というわけで、SNSには早くも「特定組」はもちろん「巡礼組」の報告がズラリ。どうやら先述の“廃ビル”は日本の九龍城と呼ばれている代々木の某ビルではないかと言われてます。
中には、映像の中に登場したiPhoneの機種を特定している人も! しゅげ〜っっ!
今後もトレイラーなどが公開されると思いますが、そのときにどんな場所が登場するのか、そしてどのくらいの速さで特定されるのか(笑)、ちょっとワクワクしております。
【「恋」の物語だと断言されている】
映画『天気の子』の公式サイトには
ふたりの恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、
そして全世界へのメッセージとして描かれる。
と明確に書かれていて、今作も少年と少女の「恋」の物語が軸であることがわかります。
わたしがこれまで新海作品を観てきて感じるのは「神秘に触れ、世界を作り変える出会い」が一貫して描かれているということ。
『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『君の名は。』では、特殊な背景を持つ少女がヒロインとして登場します。そして少年はその少女に手を伸ばそうともがき、現実を乗り越え、世界を変えようとする。
一方で『言の葉の庭』の雪野は、上記3作品のヒロインのようにファンタジックな力を持っているわけではありません。でも孝雄にとってはやはり「まるで世界の秘密そのもの」に見える存在なのでした。
「ふたり」はとても狭い関係性だし、それが文字通り「世界」のあり方を変えるという設定につながると、いかにもアニメ的だと感じる人もいるかもしれません。
でも、彼や彼女との出会いで、これまで見えていた世界が一変していく――美しく、切なく、ときに激しく、また苦しく。それは、まさしく「恋」だと思うのです。
今作『天気の子』で、帆高と陽菜は世界の何を知り、何を変え、どういう結末を迎えるのか。そんなふたりの「恋の物語」を最後まで見届けられる公開日は、7月19日。その日を、心待ちにしています!
参照元: 映画『天気の子』公式サイト、YouTube
執筆=森本マリ (c)Pouch
▼心を持っていかれる……!
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