2024年度最初の日本テレビ系『金曜ロードショー』は、新海誠監督の最新作『すずめの戸締り』を本編ノーカット&30分拡大&地上波初放送! 

国内外で話題をさらった注目作品がついに金ローにやってきます。

1人の少女の心の解放と成長を描くロードムービーでありながら、東日本大震災と真っ向から向き合った作品でもある本作。豪華すぎる声優陣、新海作品ならではの圧倒的映像美も必見です!

【あらすじ】

九州の静かな田舎町で暮らしている女子高生・鈴芽(すずめ)は、「扉を探しているんだ」と話す謎の青年・草太(そうた)と出会います。

草太のあとを追って迷い込んだ廃墟で、鈴芽は不思議な扉を開いてしまい、あわや大惨事に……! 扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は災いを封じ込める「閉じ師」として旅を続けていたのでした。

やがて草太は、ダイジンという名の猫によって「椅子」に姿を変えられてしまいます。日本列島を災いから救い、草太を元の姿に戻すため、鈴芽は「戸締りの旅」に出る決意をするのです。

【豪華声優陣と映像美に圧倒される!】

本作の見どころを語る上で欠かせないのは、豪華すぎる声優陣

オーディションで鈴芽役を勝ち取った原菜乃華さんと草太役・松村北斗さんをはじめ、深津絵里さん、神木隆之介さん、染谷将太さん、伊藤沙莉さん、松本白鸚さんといったメンツが顔をそろえており、強すぎる布陣に眩暈がしそう……!

「この声ってあの人がやっていたの!?」という意外性もあるので、誰が誰の声を演じているのか、ぜひ予想しながら鑑賞してほしいです。

そして、新海作品の真骨頂ともいうべき、圧倒的な映像美も健在! 言葉を失うほどのリアリティー、まばゆいほどに美しい光景を堪能してください。

【震災を真っ向から描く】

『すずめの戸締り』は、大規模な災害によって失われてしまった日常を取り戻す物語でもあります。

九州、四国、関西、東京、そして東北。日本列島を縦断し、鈴芽が最後にたどり着いた場所に待っていたのは、悲しみかそれとも「救い」かーーー。

私は福島県出身ということもあり、東日本大震災には並々ならぬ思い入れがあるのですが、本作を鑑賞したあと、普段は眠っている様々な感情が掘り起こされて涙が止まりませんでした。

災害があった場所には、普段となんら変わらない「いつもの光景」があったのだと再認識させられるクライマックスのシーンは必見です。

【最後まで見逃さないで】

ありとあらゆる世代に観てほしい『すずめの戸締り』。

旅を続ける鈴芽が、行く先々で魅力的な人々に助けられながら、精神的に成長してゆく描写。鈴芽を育ててきた叔母・環(たまき)との関係性の変化にも注目していただければと思います。

ちなみに、エンディング部分では、金ローならではの試みとして、新海監督が本作の企画書に描き込んだイラストを使用した特別映像を公開するのだそう。最後の最後まで目が離せませんね!

参照元:日本テレビ(1)(2)(3)Twitter(現X)@kinro_ntv
執筆:田端あんじ (c)Pouch