2018年8月、惜しまれながらこの世を去った、漫画家のさくらももこさん。

さくらさんが生前飼っていた大変珍しいカメが、静岡県河津町の爬虫類・両生類動物園「iZoo(イズー)」に寄贈されて、2019年5月17日から一般公開が行われているんです。

【とっても貴重なカメさんなんです】

カメの名前は「カメミ」。甲長25㎝、体重4015gの女の子で、ミャンマー原産の「ビルマホシガメ」という種類です。

動物園のフェイスブックによれば、カメミちゃんは、さくらさんの事務所の方の依頼で来園したとのこと。

ビルマホシガメは絶滅危惧種のリクガメで、現在、日本国内ではもちろん、国際的にも商取引が原則禁止されています。そのため、環境大臣の譲受許可を受けて、繁殖を目的として飼育されることとなったそう。

【カメミちゃんの今の様子は?】

このように、ただでさえ貴重な存在であるカメミちゃん。さらにさくらさんが飼っていたとなれば、どれほどレアな存在なのかおわかりいただけるのではないでしょうか。

カメミちゃんが “新居” でどのような暮らしを送っているのか、動物園の白輪剛史園長にお話を伺ったところ、

「別のペアと同居を始めましたが、仲良く活動しています」

とのこと。またカメミちゃんの性格は「元気だけどちょっぴりシャイ」ということなので、動物園に遊びに行った際には、そっと見守ってあげるといいかもしれません。

【動物園の人気者になりそうですね】

とにもかくにも、新居にすぐになじんだようでなにより! 動物園のみなさんとお客さんに愛されて、元気に長生きしてほしいものですね。

取材協力:体感型動物園 iZoo
参照元:facebook
執筆=田端あんじ (c)Pouch