「ハイライトを入れると、顔にメリハリが出て美人顔になれる!」とよく言われますよね。でも、実際のところハイライトってどこにどう入れたらいいの? と疑問に思っている方もいるかもしれません。

実はハイライトって、入れ方ひとつでなりたい顔に近づけるアイテムなのです。今回は日常メイクにも使える、舞台メイクでのハイライトの入れ方をご紹介します!

【使ったのはプチプラで優秀なハイライト】

たくさんのハイライトが各ブランドから販売されていますが、今回セザンヌの「パールグロウハイライト」の「01シャンパンベージュ」を使ってみます。

600円(税抜き)というプチプラなのに上品なツヤが出る! とSNSでも話題のアイテムです。

【基本のハイライト】

ハイライトを入れる基本の位置は、おでこ・鼻筋・両ほほ・眉下・あご先の5点。ですが、舞台では演じる性別によっておでこのハイライトの入れ方を変えています。

<男役風>
ハイライトというとおでこ〜鼻のTゾーンに入れるイメージがありますが、舞台ではT字のハイライトは男役の入れ方。骨格をしっかり見せたいときや、コスプレで男性になりきる……なんてときはこの形で入れてみましょう。

<女役風>
女性役を演じるときは、おでこのハイライトは扇型になるよう入れます。なので、女性だと普段メイクにはこちらのハイライトが基本! この方がおでこに丸みが出て、女性らしい骨格が引き立ちますよ。

【両ほほの▽でイメージチェンジ】

目の下〜ほほに逆三角形でハイライトを入れますが、ここがとっても大切! この逆三角ゾーンが明るいと、いきいきした表情に見えるんです。病人や怪我人など、体調の悪い人を演じる時には反対にこの▽ゾーンを暗くメイクするぐらい、顔の印象を変える場所なんですよ!

実はこの▽の形を変えると、顔のイメージが変わります。

<縦長>
面長に見える・クールな印象になる・大人っぽくなる

<横長>
丸顔に見える・可愛い印象になる・子供っぽくなる

ですので、大人っぽく見せたいときや丸顔の人は縦長に、可愛く見せたいときや面長の人は横長に入れましょう。舞台だと、年上の役やいじわるな役をやるときはすこし大げさに縦長▽にしたり、子供の役だと横長の▽にしたり……と演じたい役柄によってこの▽を調整して、自分の顔を役に近づけるんです。小さなことですが、これだけで顔全体の印象が違って見えるから不思議なんですよね。

【実際にハイライトを入れる前と後を比較】

実際に、女性役の基本の形でハイライトを入れてみました。

どうでしょう? こちらはハイライトを入れる前と後の違いなのですが、比べてみると、ハイライトを入れた後の方が、顔のメリハリが出て、表情が明るく見えます!

自分の顔やなりたいイメージにあった形のハイライトを入れるだけなので、日常メイクにも取り入れやすいテクニック。ちょっとした工夫で毎日のメイクがワンランクアップするので、これまでハイライトを入れた事がない方もぜひ挑戦してみて下さいね。

参考リンク:セザンヌ
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch