さまざまな音楽ジャンルを取り入れて活躍を続けるバンド・cero(セロ)が、2020年3月13日21時より、電子チケット制ライブ配信「Contemporary http Cruise」を開催。

1000円のチケット料金を支払うことでライブの生配信を観れるほか、配信終了後も1週間アーカイヴを楽しめるそう。

ceroが所属するレーベル・カクバリズムの発表によると、今回のようなライブ配信は初めてとのことで、ネットでも話題になっています。

【有料配信に対する思い】

有料配信という決断に至った経緯を、カクバリズムは次のように説明しています。

「コロナウイルスによるライブ、イベント自粛が続くなかで、僕らなりに考えまして、等価を超える気合の入った最高のライブを有料の配信という形で開催します」

「もちろん無料で配信したい気持ちもあるのですが、有料でのライブ配信を開催するに至ったのは、いつまでこの状況が続くかも見えない中で、この有料配信が少しでも形になれば、全国のミュージシャン、ライブハウス、さらには演劇関係者など皆さんの活動の基礎となる部分をフォローできる、ひとつ明るい材料になるのではないかなと考えたからです」

【ネットでは応援の声があがる】

新型コロナウイルスの影響によって無料配信が多い昨今ですが、ネットの反応を見ると、概ね好評を得ているよう。

ツイッターにも有料配信を支持する声が多く

「コンテンツが無料で観れてしまうし聴けてしまうことが当たり前とされる時代になっているけど、作品に対して対価を支払うことは、アート/エンターテイメントが継続して発展していくためにとても重要なこと(経済的な面以外も含め) 」

「これはいい試みだと思う。こんな状況だからこそちゃんとお金を払ってアーティストを支えたい人はいっぱいいると思う」

といった声が集まっています。私個人としても、先行きが見えないからこそ、アーティストや興行主が今後も活動を続けられるよう有料配信にするのは英断だと感じました。

【スムーズに閲覧できるみたい】

今回ceroが取り入れた電子チケット販売プラットフォーム「ZAIKO」は、「アカウント登録→支払い→ストリーミング」といった手順がとてもスムーズにできるそう。

新型コロナウイルスの影響が拡大するなか、今後はこうした試みが主流になってくるかも?

【チケット料金は1000円 & クレカやコンビニ決済で支払えます】

チケット料金は1000円(ライブとしては破格!)で、購入時に500円単位で金額をプラスできる “応援投げ銭システム” も導入しているといいます。

ライブ配信はチケットを購入した人しか観られないようになっているため、URLの共有やSNSへ投稿を行ったとしても閲覧できません。

・クレジットカード決済
・コンビニ決済
・PayPal
・wechatpay
・alipay

といった方法で支払えるほか、13日23時59分まで決済できるそうなので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

参照元:カクバリズム[1][2]cero official web siteTwitter @cero_infoTwitter検索 cero
執筆:田端あんじ (c)Pouch