以前、サイゼリヤのモクテルについてご紹介した記事の中で、ドリンクバーの紅茶とコーヒーを同量注いで作る「なんちゃって鴛鴦茶」がおいしかった、と書いたのですが……。
あまりにもこのドリンクが気に入ってしまったので、お家でも作ってみたくなりました。
紅茶とコーヒーを混ぜるだけでイケるんだし、楽勝でしょ!と思いきや、どうやら本場香港のレシピでは、鴛鴦茶に「エバミルク」なるものを使うらしい!
というわけで、エバミルクを用意して作る本格派にチャレンジしてみましたよ〜!
【エバミルクとはなんぞや?】
「鴛鴦茶(えんおうちゃ・ユンヨン、インユン)」は、コーヒーと紅茶をあわせたものに、エバミルクと砂糖をくわえたドリンクです。
エバミルクとは「無糖練乳」のことで、つまりは牛乳を煮詰めて濃縮したものです。わたしは使ったことがありませんでしたが、甘みがないのでクリームシチューなどの料理にも使えるそう。今回購入したものは、スーパーで350円ほどでした。
開封してびっくりしたのは、黄みがかった色に反して意外とサラッとした液体だったこと。無糖なので、いちごにかけて食べるチューブタイプのようなとろみがつかないようです。
そのまま少しなめてみましたが、ミルクの風味やコクを濃縮したような味でした。ドリンクに入れたら、どんな味になるんだろう……。
【作り方は混ぜるだけ】
とはいえ、鴛鴦茶の材料でもめずらしいのはこの「エバミルク」だけ。残りの材料については、インスタントコーヒーにティーバッグで淹れた紅茶と、手軽なものです。
というわけで、用意した残りの材料は以下のとおり。
・コーヒー(マグカップ半分くらい)
・紅茶(コーヒーと同量、比率はお好みで)
・砂糖(量はお好みで。ガムシロップでも)
いざ、これら混ぜます〜〜〜〜!
そこに「エバミルク」をいい感じになるまで投入します〜〜〜!
出来上がりです〜〜〜〜〜〜! 作り方を説明するまでもないシンプルさで完成☆
【ミルクのコクがたまらんのだ】
さて、ひとくちゴクリと飲んでみると……思わず目を見開くおいしさに感動〜〜〜〜っっ!
ミルクのコクが、すんんんごいのです。コーヒーの苦味、紅茶の香り、そして濃厚なミルクのコクが、渾然一体となったおいしさ。なんだこれ……なんだこれ! これがエバミルクの力なのか!
なんというか、おしゃれカフェで出てくるような味です。このドリンク出してくれる店あったら、通うわ。
試しに普通の牛乳でも作って飲んでみましたが、あきらかにエバミルクを入れたもののほうが複雑な味わいを感じました。
【コンデンスミルクじゃダメなの?】
ここでふとした疑問が。エバミルクと砂糖を入れるなら、いわゆるコンデンスミルク(加糖練乳)を入れるのじゃダメなのか?と。
鴛鴦茶の味わいの決め手はやっぱりエバミルクのコク。量をケチらず、たっぷり入れたほうがおいしい……となると、甘みのついたコンデンスミルクでは甘くなりすぎるのかもしれません。
いちおう、香港などではコンデンスミルク入りは「鴦走(ヨンザウ、ユンチュー)」と呼ばれ、別物として存在しているそうです。
【ぜひとも作ってみてほしい…!】
この日以来、エバミルク入りの鴛鴦茶にめちゃくちゃハマってしまって、家でも作って飲みまくっています。
最初エバミルクの缶を開けたときは「これ使い切れるのか……」と不安になりましたが、順調に減ってきました。むしろなくなったら買いに行く勢い。
スーパーなどでは、コーヒー・紅茶類、スキムミルクなどがある陳列棚に、エバミルクも一緒に並んでいることが多いようです。もし見かけたら、ぜひとも1度作ってみてくださいな〜!
ちなみに紅茶についてですが、ミルクティー向けの茶葉が相性が良いようです。いろいろ試した結果、わたしはアッサムティーに落ち着きました。おすすめです☆
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