働くみなさんに質問です。あなたはこれまで「会社を辞めたい」と思ったことがありますか?

このたび株式会社ビズヒッツが実施したのは、10~60代の働く男女990人を対象にした「会社を辞めたいと思う瞬間に関する意識調査」。

対象者の中で「会社を辞めたい」と思ったことがある人は……なんと約9割! 一体なぜ「辞めたい」と思ったのでしょうか。

【辞めたい理由の多くは「人間関係」と「待遇」】

調査で明らかになった「会社を辞めたいと思うとき」第1位は「職場の人間関係が悪い」。最多となる206票を集めてトップとなりました。

続く2~5位は次のとおりです。

2位「理不尽な扱いや叱責を受けた」(188人)
3位「仕事量や残業が多い / 休みが取れない」(131人)
4位「給料が安い / ボーナスや昇給がない」(104人)
5位「上司と合わない」(60人)

1位の「職場の人間関係が悪い」に寄せられていたのは、

「女性ばかりの職場で、表面上は仲が良いが裏ではその場にいない人の悪口ばかり」(30代 女性 学童指導員)
「人間関係の陰湿さを感じる。仕事でぼろぼろになった上で、人間関係で更にストレスが溜まると本当に辞めたくなる」(30代 男性 看護師)

といった声。

注目したいのは、仕事量や残業時間、給与などの待遇よりも、人間関係がきっかけで「辞めたい」と思う人が多いこと。

2位の「理不尽な扱いや叱責を受けた」や5位の「上司と合わない」も、人間関係と通ずるものがあります。

上司からパワハラまがいの恫喝を受けたり、失敗をなすりつけられたりしたという例もあり、「辞めたい」と思うのも納得。

たとえ仕事が順調でも、人間関係が円滑でなければ、ストレスが溜まってしまいますもんね……。

【男性のほうが「悩みを打ち明けない」傾向にある!?】

個人的に気になったのは「会社の悩みは誰に相談しますか?」という質問の答え。男女でやや違いがあることがわかったんです。

女性で最も多かった相談相手は「家族」(40.1%)。

次いで「社外の友人・知人・恋人」(30.8%)、「誰にも相談しない」(14.3%)、「社内の同僚・上司・先輩」(10.9%)と続きます。

女性の約8割が「誰かに相談する」としている一方、男性の結果を見てみると……

「誰にも相談しない」(27.5%)が第2位に。その数は女性の約2倍に当たります。

男性の約7割が「誰かに相談する」と回答しているものの、「仕事の悩みは人に相談したくない・しづらい」と思う傾向に……。

誰かに悩みを打ち明けるだけで、心が軽くなったりもするのですが、男性は「仕事の愚痴を言うのは恥ずかしい」と思う傾向もあるのかもしれません。

さて、みなさんはこの結果をどう思うでしょうか。

参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch

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